天文機材

2022年6月20日 (月)

ASI533MCと、Polemasterを買った

Fsscmwfagaatkss

円安の値上げの前に、ということで買ってしまいました。

故酒力氏復活の5年前から、1-3月冬季遠征を復活させると同時に、
「1-3月遠征の夜半前の撮影対象ないよ問題」が発生。

近年105SDP(670mm)からFSQ-106ED(530mm)にしたこともあって、
さらに系外銀河がキツイ方向に。ASI2400MCで先日トライしたものの、
当然、写りは小さい、強トリミングには耐えない。

では今流行りの15~20cmニュートンへ行く!?
比較的値段は手ごろだけど・・・
まだ子供たちの相手も忙しく、家で反射を調整する時間は割けないな・・・

どうするか・・・

Tk
(高橋製作所HPより)

Zwo
(協栄産業HPより)

そうだ、小ピッチCMOSで当座遊ぼう!


10μを切る星像のFSQにカラーの約6μmはアンダーサンプリング気味。であれば4μmを切るカメラだな。


思ってた矢先、円安値上げの宣言。

でポチッ。

Fr42jpcacaa9wxm 

ASI533MC。引き続き、カラーで気軽にいきましょう。

ちなみにこいつは安いモデルだからか、2400MCのようにIR-Cutガラスではないのね・・・
(ちゃんと理解していれば、一緒にIR-Cutフィルターを買って送料節約できたのに)


さらには、左になんか見えてますが・・・

Polemasterもオマケに買いました。

久々に、2月の遠征で極付近の系外を撮った際、どうもガイドエラーが大きく、極軸の追い込み不足か?
と思ったため導入です。「電子」極望に食わず嫌いもありましたが、最近老眼も始まったこともあって、
いよいよ辛い。EM-200のスケールパターンもあと8年ですからこれで安心?も言い訳か。


遠征記は別に書きますが、ASI533MC+FSQ106EDでの、IR-cutなし、ダーク、フラット一切なし
のファーストライトはとりあえずこちらです。本気出したらどうなるか、期待できそうです。
ガチでなければ系外だって楽しめそうですね。

M51

| | コメント (0)

2022年5月 8日 (日)

「フラットが急に合わなくなった」問題 調査と解決策

みなさんも苦労、奮闘されているフラット補正。

わたしはあまり細かく気にしていないせいか、これまであまり問題にぶち当たってこなかったものの、
今回はフルサイズの意味がなくなるくらいの影響が出て、対策に奮闘しておりました。

その問題は、もう2月の遠征から傾向が出ていて、たまたまかと放っておいたら4月遠征でも発生。
やはり気づいた時点で調査、対策を打つことは趣味でも重要でした。

FSQのF5で撮影時のみ、急に四隅のフラットが合わなくなったのです。2月より前の遠征では
合っていたのに。


画像1

Fqus1gnagaafj8

既に検証後画像が左にありますが、まず症状は右の画像です。フラットを当てて明るくなる隅と、
暗くなる隅が出現。しかし、F3では発生しないのことが、原因究明までの気づきを遅らせました。
いろいろ画像処理上の問題を疑って、遠回りをしてしまいました。

そもそも、ZWOの6200/2400系をカメラメーカーのバヨネットマウントで接続しようとすると、
現在はニコンマウントしか販売されていません。フルサイズをニコンマウントで運用すると周辺減光と
いうより、ほぼケラレでキビシイのは確かです。さらには過去画像をよく見れば、F3もF5も四隅は
フラット補正が完璧とは言えません。


画像2

Fqupgkgaiaaivyd

画像1の右のように、症状の四隅で明るい・暗いが異なるのは、何等かの非対称性があることを
示唆しています。しかし画像2のように四隅の減光は対称であることを再確認。

であればフラット画像に問題があるだろう、とフラット画像を眺めましたが、いまいちわかりません。
そこで、フラットを撮り直しつつ機材チェックをしていると、FSQの伸縮フード部でフードが傾いていました。


画像3

Fpqy57aagagmks

固いレンズキャップの付け外しでフードが遊び分だけ傾いてしまっていたのでしょう。いつも
伸ばしっぱなし運用なので気づきませんでした。

結果、フラットパネルをわざと傾けてフラットを当てると、F5では画像1の左が再現されました。

恐らく非対称性は、フラットパネルを光軸に傾けて当てていたことだろうと原因推定できました。
以前はF5で問題がなかったのも説明できます。

あと原因推定できないのは、「なぜF5で症状が出始めた2月遠征でもF3では問題がないのか?」
これはもう、再現実験で確かめていくしかありません。F3でもフラットパネルをわざと傾けてテスト。
しかし、F3では何も影響が現れませんでした。これはむしろ事実と合致します。

推測ですが、F3ではレデューサーがマウントのすぐ近くにあるので、マウントによるケラレの影響が
出にくいのだろうと考えました。

これで解決! としても良いですが、根本対策を打つべく寛容化を狙うことにしました。
接続の大径化です。K-Astecさんの、テーパーマウントシステムを投入しました。

画像4

Fqullznakaaom0y
内径が48㎜(ニコンマウントの内径部分は40㎜もありません)の接続から、54㎜に拡大。


画像5

Fqupgkgaiaaivyd-2

とても素直な、光学系由来のみのなだらかな光量分布になりました。

念のため、フラットパネルを大げさに傾けてフラットを撮っても症状は発生せず、これで安心です。

| | コメント (0)

2021年11月 1日 (月)

P-2S 次の時代へ

E25ssqzvkaao1jE2mrq0zuyaq2qzvFadowpzvclacof8yFadowo0vcacdvg4

1992年導入のP-2SをK-Astec改造をお願いしたものが完成、星果を既に上げているように先月の遠征から
実戦投入しました。

このP-2Sは高校2年のときに、ずっと親預かりだったお年玉を親から全て返してもらったお金で購入したもの。
P-2Zの発売開始で、モーターのHD-4と合わせてアトムでかなりの叩き売り状態になっていました。純正木脚は
すでになく、P-2Zのアルミ脚と合わせて購入。確か赤道儀本体、三脚、モーターのセットで10万円もしなかった
記憶。いまでは考えられない価格です。

高校生のときはこいつを背負子にくっつけて夏休みは入笠山などに遠征しました。電車とバスをうまく使ったので、
そんなに運搬で苦労した覚えはありません。入笠山も富士見駅からマナスル山荘前までバスが出ていましたし。

Ewsimqrvkaqfyuv
大学生になっても、へールボップ彗星の撮影で大活躍。写真は-15℃の1996年3月のへールボップ撮影明けのもの。
霜が寒さを語ります。

そのあと、しし座流星群でもカメラ3台乗せたりしていました。

これらフィルム写真時代の大イベントで活躍しました機材です。

Ewsimi8veaateqg
奄美での皆既日食にも出撃。しかしこれが最後の実戦でした。

使わなくなってしまったのは、所帯持ちになって忙しい、組み立てが面倒、デジタル化した後カメラレンズに
まで手が回らず、カメラレンズ星野撮影をしなくなったことなどが要因でしょう。


酒力氏の天文復活に合わせ、デジカメを全てフルサイズ化しレンズも揃えたので星野撮影をすることになって

からは、組み立ての面倒さを感じスカイメモSを購入して使ってきました。もちろん、コンパクトで良い

ポタ赤ですが、中望遠をやるとなるとやはり頼りなくミラーショック程度でも見事にブレます。

1_20211101003801


そこで、以前からK-Astecさんのタカハシ旧型の赤道儀改造にずっと興味を持ち、P-2はまだかと待っていたの
ですが、昨年10月に開発アナウンスがあり、今年3月に予約開始。限定10台とのことで迷わず注文しました。
6月に本体を送ってくださいとのことで、この運用は6月でお別れ。モーターなどを外します。

Dpujidgvaaa96m_ E2mrq0zuyaq2qzv-2_20211101002701 E2mydfavoam7_r0_20211101002701
そして九州に出発しました。しばしお別れ。2-3か月かかるとのこことでした。

赤道儀本体の使い勝手はこれで解決ですが、「三脚の組み立て面倒問題」が残ります。GIZTO三脚など
迷いましたが、やはりタカハシ製品で選べるならと、VBメタル三脚にしました。

E25ssqzvkaao1j-2

しっかりしてます。石突きがタカハシカラーの塗装なのはご愛敬。P-2架台アダプター経由で接続です。
合わせて6万円ちょと也。改造+パーツより高くついた(笑) 三脚のみで2か月待機。


Favhxu9uuaadci2 Fadowpzvcacof8y

そして9月末、本体がかえってきました。上の写真の通り、すばらしい質感。
オーバーホールと改造込で5万円少々。これにオプションのウエイト軸とフォークアームを加えても6万円少々。

やはり剛性が全く違います。原村で実写してきたわけですが、135㎜のガイドも何ら問題ない精度であることは
改造前の実績からも当たり前です。135㎜3分など何ら問題なし。

フォークアームでのフレーミングが特に楽々でした。ウエイトもバランスとれてしまえば必要なし。

このK-Astecさんの改造、単3乾電池内蔵だし、極望照明ももちろん内蔵。使いやすいことこの上なしです。

これまで間も空きながら30年の付き合いですが、これからまた30年行けそうです。これからもよろしく。
そしてK-Astecさんありがとうございます。
(願わくば、タカハシさん、今度は極望の2015-2045スケール出してくれませんか?)
Img_8776

| | コメント (0)

2021年5月 1日 (土)

ASI 2400MC 導入しました

Eubpwktuyagubys

冷やしぃ~CMOSぅ はじめぇましたぁ~ (AMEMIYA風)

遠征記で先行してしまっていますが、ASI 2400MCを導入しました。
ZWO製 カラー2400万画素 冷却CMOSカメラです。

いままでデジカメと心中するかのような、天文用CCD,CMOSは嫌いかのような、
そんなことを言ってきて、なぜ、いま、CMOSに乗り換えたのか。

それは、
「直焦点におけるデジカメの限界と、将来への不安を感じた」
からです。(ちょっと大げさ)

6Dを直焦点に使って6年目となりました。次のカメラを考えてもいい時期です。
フルサイズデジカメはしかもちょうどミラーレス化の変化とかさなり、
価格も低下していません。

それに対し天文用CMOSカメラは近年カラーモデルも充実、価格も中華製の台頭で
こなれてきました。フルサイズであっても例外ではありません。

同じ撮り方をすれば、冷却CMOSのほうがカラーモデルであっても良い結果が
得られることは、見て向ぬふりをしながらも気づいていました。

冷却の電源についても、6Dは冷却モデルを買っていたのに常にフルパワーの電気食いで
電源管理が面倒なため真夏しか冷却していませんでた。それに対し冷却CMOSであれば
温度コントロールが効いて、フルパワーの時間は僅か。温度制御もされ安定するのです。

周りのデジカメ派?の方々がどんどん赤く染まっていくのにも追い詰められました。
(背中を押されました)

半分、買うと決心し、機種選定です。

・せっかくのFSQ106なのでフルサイズは決定事項
・画像処理が好きでないのと、遠征で「1時間でも晴れれば何かを残したい」のでカラー
・使ってる人がまわりに多いのでZWO ASIにしよう(価格的にも)


その中で最後まで悩んだのがこの2機種です。
欲しくなってしまうのでいままであまりCCD,CMOSの知識を入れないようにしてきたのが
ここで少しアダになりました。

Euwnw0cvgamxmm0
(協栄産業HPより)

2400MCにするか、6200MCにするか。
画素数が圧倒的に上、ビット数も16のほうがう良さそうだけどどうしたものか、、、。

周りの方に相談と、作例も見て、
・あまり14と16bitは実用的には変わらなそう、
・解像感も2400万画素でも十分そう
・Full wellが大きい方が飽和しなくて魅力
ということで、2400MCに清水ダイブすることにしました。

在庫もあって、2月中旬、ポチって3日足らずで届きました。

Eubpv0bviaulvqn


接続は、フルサイズでケラれずにつけられるEOSマウントが現在販売されておらず、
最終的にNikonマウントになりました。

Evm4recucaa7vlh
(協栄産業HPより)

Ev1zeqqveam9oye

Ev1zfcgvcaekank-4

こんな感じ(F3RDの場合)。シンプル接続ですね。
はじめ、カメラマウントを排した接続を考えていましたが、取り外しが面倒なのと、
ネジの取り外しを繰り返すとダストの元になるので、結局カメラマウントを使うことに。

全体バランス的にはこんな感じです。(これはF5直焦点のとき)

Ev1zfcgvcaekank-3

さて、こんな苦しい問題があるとは深く考えていなかったのですが、
USB3.0ケーブルってやつは質悪いですね。太い固いのばかり。
ZWO純正はきし麺タイプでノイズにも弱そうですし、1.5mしかありません。

3mまでが仕様上の限界で私の取り回しには3mでぎりぎり丁度いいのですが、
固すぎのものがおおく、通販ではよくわからないので4種買ってしまいました。

Eu4iayeuuaejh7v-7

左から怪しい中華の編組タイプ、Amazonオリジナル(2.7m)、バッファロー、エレコム。

エレコムのはこの写真でもわかると思うのですが、太すぎ固すぎで使い物になりません。
これ、卓上でHDDとかに使うにしても使えないんじゃないかというレベル。
これ、カメラなんかに使ったら、カメラがモゲちゃいそう。

バファローのと、Amazonのは、使えないことはなさそうで、天文台とかなら
信頼性と合わせちょうと良いかもしれません。寒くなるとどれくらい固くなるかは
試していません。エレコムのは絶対だめですが、0℃くらいなら問題なさそうではあります。

結局、編組タイプにフェライトコアを自分でつけて使うことにしました。

ケーブルはきっちり取りまわさないと気に入らない性格なので、今回はUSB以外の
電源と、通信ケーブルは、赤道儀とヒーターのものも含め、全て材料から揃え
作ることにしました。

Eu4iayeuuaejh7v-10

指先の器用さがこの10年で衰えているよりも、老眼が始まったことがよくわかりました。

Eu4iayeuuaejh7v-8 

こんなハーネスをつくり、遠征記にあるようなセットアップになりました。

Exltby3uuaiivtx

もう一つ、デジカメと違う問題。そう、冷やしCMOSはソフトなしには制御できないんです。
ここも甘く見ていて、購入後もっとも絶望、苦労したことです。

ステラショット2がCMOSカメラ対応と書いてあったのでそのままデジカメから
移行できものとふんでいたのですが、、、。

Eu4iayeuuaejh7v-9

CMOSカメラに対して、
1)Gainの設定が7飛びの変なセットになってしまう(2400MCの場合のみ?)

2)Offsetの設定ができない
3)Anti DEWのOnができない
という問題が。

2)、3)はDSO撮影には結構致命的です、、、。
アストロアーツさんにも問い合わせたんですが、対応の予定はいまのところなし、、、
とのことで、迷宮に入ることになりました。
みなさんが良く使っているものから選ぶしかありません。いくつか試しました。

A)   APT
UIがどうも私にはダメで、どこから入ればいいかわからず、NG

B)  N.I.N.A
UIがドンピシャの好みではないけれど、良くて直感で使えるようになりました。

ステラショット以外は同じですが、プラネソフトは別ソフトに連携(もちろんステナビではない)、
オートガイドもPHDとの連携になります。

上記からNINAをなんとか使いこなしていくことにしました。
PHDは昔使っていたので何とかなるはず、自動導入は一夜に2,3回なので、
ステラナビゲータでやればよいと割り切る気分になれたたことも良かったです。

N.I.N.A.
・CMOSカメラ制御(冷却・露出、その他)
・オートガイドカメラをPHDから制御(シーケンス組んでディザリングも可能)
ステナビ
・自動導入

としました。特に私の焦点距離ではPlate Solvingも必要としていないのが幸いです。
ちなみにN.I.N.Aでできます。(優秀らしい)

Eynsplcxiaa3scj

先日の遠征でも、特に大きな問題はなかったので、当座この機材セットで
走り出してみます。

さて、どうなるでしょうか。

 

 

 

| | コメント (4)

2020年10月13日 (火)

PixInsight 特訓中

3月のユーロ安で買った、PixInsight(PI)。ずっと転がしたままでしたが、突如先月末から特訓開始。

蒼月城さんのビデオを本気でみたら、すぐに使えるようになりました。

 

とりあえず今は試行錯誤中。

でもプロセスは以前よりだいぶシンプルに。

PIと、最後にPhotoshop(PS)で仕上げるだけ。

以前はステライメージーとPSと、あとRAP使って行き来が多かったのです。。

とりあえずソフト処理による画質アップと、画像処理の出直し学習も進んだ成果を2つ。

そのうちPIのこんなプロセスで仕上げました、と語れる日が、、、、

くるかも。

 

M45_096min_fsqf3_c5d_amagi_191101_psout

Ngc7000_078min_fsqf3_c5d_jodo_190802_pso

 

| | コメント (0)

2020年8月15日 (土)

遠征用PC新調(自宅用も)

20200731125624_p

コロナ禍というのは恐ろしいもので、ThinkPadの箱2つが2週間おきに届きました。

・コロナで遠征をすでに何度か自重
・遠征回数減ったので予定していた車の夏タイヤ交換を来年に先送り
・春に行く予定だったディズニーランドは取りやめ
・子供が大きくなって今年は沖縄と言っていたのを取りやめ

これらが2台のPCに化けたのです。

真面目な話で社会全体で観光や外出に関係する需要が蒸発し、
こういったお家のモノに変換されているのでしょう。


今日は観測用PCについて触れたいと思います。

観測用PCは2010年導入のThinkPad SL410が初した。
このPCが遠征への本格的なPC導入でした。

・StarShootAutoguider(現在はQHY)
・TEMMA2 Jr
・EOS

これらのコントロールが目的。それまでは
ST-4、TEMMAハンドコントローラ、EOS純正リモコン
でしのいでいました。

導入にあたりIBM時代から丈夫と聞いていたので、屋外で使うわけですから
ThnkPad一択でした。

SL410に関して感想は、
・14インチワイドでちょうど遠征用に良いサイズ。
・画面がすごく暗くできる(レノボが全般にそうらしい)。
・なぜかグレア。アンチグレアのシートを貼って使った。
・屋外での夜露・霜で10年間不具合はでなかった。
・富士山で一度突風で飛ばしたが、ケーブル首吊りで壊れなかった。
・重い(車移動で風に強いからよいこと)
・USBは4ポート、EOS,QHY,TEMMA(USB-232C),USBマウスに充てた
・Win7・・・(これは10年使ったから仕方ない)

Win7で遅れてしまったこと以外には不満はありませんでした。
ちょっとキーボードの反応が一部悪くなりだしていた程度。

Win10を敬遠して長く使っていたのですが、ほぼほぼソフト類はすでに
対応しているはずなので、潮時と判断しました。

今度もThinkPad。観測用は14インチとそこそこの価格を条件に選定。

結果、E495


Ebszoacuwaiuy9m

こんな構成にしました。



Ecvnpfmu4aexjb6 

SL410とサイズ比較。
撮影がよくないですが、画面の額の上下がこれだけあるなら、もう少し全体サイズを小さくしてもよいのでは?
は思ったところです。



Img_mknkvl

QHY-5LII、EOS6D、USB-RS232C>TEMMA はステラショット2、およびPHD2・ステナビ11, EOS UtilityからOK。
USB>RS232CケーブルはWin10対応と謳っているものに入れ替えました。


Ecvnqilucai0jj3

画面の”暗さ”も変わらず、天文的に良しです。



20200804003127_p  

LENOVOは純正でこれがあるのもポイントでした。最近のPC導入に躊躇した理由の1つ、
SL410はDCDCコンバータで12Vから20Vを作って給電していましたが、USB-PD化された
最近のPCは面倒です。モバイルバッテリーや100V給電が嫌いな私には特に
12Vから供給できる純正アダプターがあるのは魅力です。



Photo_20200815030201

インストールソフトはこんな感じ。
ステラショット1つで成り立ちますが、万が一の切り分けのためにEOSソフトや、PHD2、SN11も入れておきます。



3_20200815030401

構図決定用に過去作集も入れておきます。


SSD化したのもあり、全体に早いです。


あとは実践(実戦)あるのみですが、実機が手元ですでに不満もいくつか。
・USBが3ポート、あと1つあればよかった。(Bluetoothマウスはたぶん、冬は電池切れになる。)
・キーボード照明あってもよかった。
・液晶ケチってしまって色が悪い。やっぱりFHDがよい。

セレクトミスなので自分の責任です。


遠征の使用感で不満が出たら後日追記します。

| | コメント (2)

2019年8月14日 (水)

C5 生えました

Ea8bllvuaiyphg
AZ-GTiを生やしたばかりで、手持ちのFS-60Cを組み合わせて観望をしていましたが、
観望が家族に好評、手軽で自分でも楽しくてちょっとハマりはじめました。

しかし、FS-60Cの焦点距離は惑星にはすこし厳しめ。
やっぱり長めの気軽な筒はないかな~

なんて気にしていたら、
いやらしいですね、
そんなときにC5が7月いっぱいセールで498百円ではないか!

でも最近の散財ぶりに、さすがにしばらく迷いました。
夜な夜な、HPを見て、「かごに入れる」一歩手前で考え直す夜が続きました。
が、セール終了間際に他の方のポチに連られ最終日にボタンを押してしまいました。

さて、散財が続いたのでいつもの手口でコトを進めます。


① 店頭受け取り、または実家送りとします。今回は実家送り。

    このひそかに家庭内へと持ち込むことを目的とした密輸手口は、
  通称 ”瀬取り” と呼ばれます。

  他人に購入させ、遠征地での受け取りするなどの、もっと込んだ手口も
  横行しているようです。

 

② 観測地または実家で開封し、箱は実家に残します。

   あたかも前からあったかのように機材を逆浄化する手口は
  通称”ロンダリング”と呼ばれます。

こうやって、遠征帰りや家人が不在の間に家庭内に持ち込まれ、
昔からあったかのように偽装されるのです。

今回はロンダリングの後の不在の時間を利用して持ち込まれたようです。
(いつも開封画像と組立画像の内装が違うのはアジトで開封しているからです。)


さてと、モノのレポートです。
Ea8evcfu8aem2sx

な、なんと開封すると付属品リストに確か記載されていなかったはずの、収納キャリングバック。
これはアイピースと天頂プリズムの収納スペースもあって超助かります。

6x30ファインダー、25㎜プロ-セル、天頂プリズムも付属。これで5万円以下は本当にお買い得です。
日本語の説明書も付属です。レールはビクセン互換の黒のレールです。

Ebqbysquiaayzqu_20190814140201

さっそく、しれーっと庭先で観望。

実は反射系を所有するのはこれが初めてなのですが、月を見てもコントラスト不足を
感じませんでした。月に近い土星を見ても、迷光の影響も感じず、倍率は長めの
接眼レンズで十分に出ますので、特に子供には見やすくなったようです。

私自身も全く不満は感じず、重量的にもAZ-GTIとベストマッチ。
おそらく観望のうるさ方でなければ、C5は十分な性能だと思います。

密輸品であることがバレているかは、謎です。


| | コメント (4)

2019年5月29日 (水)

AZ-GTi導入 (令和 初購入品)

D7az0mzv4aeenkj

どーん。
え、ナニコレ?

もう今年は買わないっていってなけど、もうあれは平成のこと。もう年が明けたから、、、。


ブログやtwitterでこの商品の特徴と、今セール中であることを知ってしまいました。

"追いポチ”の危機です。

EM-200T2Jrは重くて大袈裟なので家で観望などほぼしていません。
庭先観望にもってこいだと気付いてしまい、突如ポチってしまいました。

勢いづけに“連れポチ”も募ったところ、1人確保。


鏡筒はFSQのF3と焦点距離が近くなってしまったFS-60CBを活用できます。

FS-60CBの接眼部まわりを観望用に組みなおすにあたり、BORGパーツ、、かもわからない
リング、らせんが大発生。

D7eqfkou0aewywf

このケース以外にも、あちらこちらから湧き出てきます。

気楽観望として天頂プリズム使用前提で接眼部切り替えが楽になるように、ミニドロチューブを仕込んでみました。

接眼部最終部には接眼ヘリコイドS。初心者や子供にピント微調整させるのに好都合です。
直進ヘイコイドの方が信頼感はありますが、バレルの長いアイピースは入らないことはあります。

こんな感じで組みました。

D7fsyghucaequcn

TEMMA2Jrは12Vで100倍速(で脚付きだと40万超え)だったのに
これ乾電池で800倍速ですよ。それで3万ちょっと。時代の変化はいやになっちゃう。

導入精度も6cmで使うような倍率なら十分なうえ、思ったよりしっかりしていて、
6cmだとちょっと勿体ない感があるくらいです。

石突がゴムなのも、フローリング床に飾る?のに助かります。
ですが、水平方向の重心位置は常に変化しますから、それでゴムの遊び分で動くことが
導入精度が良くないという噂にも繋がっているのかもしれません。 

スマホコントロールでも自宅前のような環境なら十分でした。

「望遠鏡のある暮らし」になり、これからが楽しみです。

| | コメント (0)

FSQ-106EDのアルミケース製作記

いい筒を買ったのでアルミケースを用意することに、タカハシ純正はあっても高いだろうと値段も見ていません。
既製品の工具箱の流用も考えたのですが、折角ですのでばっちり作ってみることにしました。

ファーストライトの遠征の時に、けーたろさんのR-200SSのアルミケースが良くできていたので、
同じく、タカベ㈱さんに特注見積もりすることにしました。

K-ASTECバンドを付けたままだとFSQ-106EDのフードばもう縮むシロがありません。
延ばしたままで、もちろんバンドを付けたまま、眼視接眼部をつけたままでも入る大きさで設計することにしました。
そうすれば、撮影使用でも空き場所に取り外したときのRDをしまう場所も残ります。

中仕切りはあとで自分で作ることにして、タカベさんに見積もりです。

 D2rlyhou4aai48

翌日にはこのような見積書が送られてきて、高級感あるアルミフラットにしようか迷ったのですが、
親切なアドバイスもいただいて、送料込みで約3万でできてしまうので即断でアルミエンボスを注文しました。

納期は約3週間でした。

キタ――(゚∀゚)――!!
またまた 開封の儀(これが平成最後でした)

D41mctguuaeqtdn

D43vvjnueaavryy

D62mewuv4aajcvg

大満足。本体はこれで2万円台です。


続いて、平成から令和にかけて中仕切りを作りにかかります。

奇跡的に当初想定していなかった傾斜キャリングハンドルを付けたままで1mmの余裕で入ることがわかりました。

現物合わせで慎重に桐材を糸鋸とヤスリで加工していきます。
あとで張る1㎜厚のフェルトの影響もきちんと考えないといけません。

 D5x7qbuv4aaxuww

横方向は筒先で支え、前後はアリミゾプレートを押さえる設計。
中で踊らないように、後からケースの蓋側から押す部品も製作します。

手芸店を探し回り、良質のフェルトを入手、おばさまばかりの手芸店で若めのオジサンがウロウロ。ちょっと浮きました。
そして桐材に貼り付けます。

D6dpmn9uiaalsb1

このパーツをケース内に仕込み、ボンド付けします。

D62mfmfuwaeopuc

蓋側にも角棒にフェルトを貼り付けたパーツを取り付けます。

D62mfp5uwaa9rmw

こんな感じの出来上がりです。
上のパーツはトッププレートの後ろ側を押すようになっています。
これだけでも内部で鏡筒が動くことはありません。

これでFSQ-106EDの主な準備は完了です。

 

| | コメント (0)

FSQ-106EDまわりシステム組み詳細  その③ ガイド鏡まわり

最後にFSQ-106EDのガイド鏡まわりを。

オートガイダーはこれまでの手持ちのQHY-5LIIを活用。
ガイド鏡式にするのに伴い、Q5L-GS100GSSをQHYなしで購入。
コーワのLM-100JCとK-ASTECオリジナルバンドのセットです。

これに

アルカスイス台座の DS-38
かさ上げ台座の   SP50-15 (傾斜キャリングハンドルが干渉しないよう15㎜下駄をはかせるパーツ)

を追加、さらにケンコーの金属性フードを2段つないでヒーターを取り付けやすいようにしました。
D61euzzv4aa5bp__1

ところで、QHY-5LのCマウントは、CSマウントであり、ピントが出ません。(先日の遠征では応急処置)
Cマウントでピントが出るようにするには5mmのスペーサーが必要です。

D2x_zqugaeqttz

D2x_auavyamhl6u

単純なローレットが入ったリングがそれです。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧