日記・コラム・つぶやき

2023年9月13日 (水)

人生は長く、短い。 星をみた思い出を自分に残そう。

遠征記を年に4,5回書く程度のこのブログ。自分の忙しい時間を割いて
テクニカルなことを書く時間もなく、そもそも人様に教えるテクニックもありません。

数年に一回、彗星レベルで某SNSでは書ききれぬことを記事にしています。
前回はこんなことを。
”俺にしか撮れない天体写真 それは俺が撮る天体写真”(天体写真は自分のために撮るもの)  : M&M Village (way-nifty.com)
今回は、天文歴が長くなって、かつ歳をとってきて最近の気づき、思いを書いてみます。

天文歴が長く、もう何回も同じ対象を撮影し、同じ遠征地へ何度も行っています。
天体写真は処理が終わればとりあえずはブログに貼りますが、データをPCの中に
しまいっぱなし。これを撮ったのはどんなときだったか、出かけたときに何があったか、
直焦点写真を見ただけでは、しみじみ思い出せることはあまりありません。

しかし、幸いこの10年ばかりはブログに遠征記を書き、遠征のスナップも貼っていたので
組合わせると想いが蘇ります。

昨年、天リフさんのガチ天に出たときに発表資料にも挿しました。
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星の写真は墓に持っていけません。遠征風景の写真も持ってけないけど。
ただ、生きている間に大事な星見、星狩りの記憶を鮮やかに思い出すことはできるでしょう。

上のガチ天の2枚は発表用なのですこし作りこんだ撮影のものですが、
自分用は行った先が分かって、その遠征で後の記憶に残したいシーンを
そのまま切り取って押さえるようにしています。

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遠征スナップ自体はフィルム時代の20歳前からからおふざけで撮ってました。
そして、30代が近づき若い自由な時代がもう長くないことを悟った頃に
ちょうどデジカメに変わったので、2005年頃から「想い出残し」に撮るようになっていまいした。
これ↓はEOS30D

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しかし、1枚の重みを知ってしまったのは、やはりこの1枚でした。
追悼 HH(酒力)さん すばらしい天体写真仲間物語: M&M Village (way-nifty.com)
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みなさんも天文ライフを楽しみつつ、1つ1つの思い出の積み重ねを大事にされてください。
いつか後から振り返って、輝くことでしょう。

※個人の意見であり、みなさまのそれぞれの考え方を否定するものではございません。



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2022年12月29日 (木)

2022年ふりかえり 今年もありがとうごさいました!

今年もまた年末がやってきてしまいました。毎年同じ挨拶ですが、はやいものです。
これが今年の最終記事になります。ここで1年天文活動のふりかえりとなります。

今年は昨日、最後の朝霧高原遠征も終え、遠征は8回。記憶では独身以来の最高記録です。
理由は子供もそこそこ大きくなってきたこと、やはりコロナで家族旅行は少ないこと、
あとなんと言っても、風の民氏復活と、結果的に入水もした星沼会のみなさんとの
関わりが大きく効いているでしょう。

遠征を振り返ります。

1回目、2月の花立山遠征
2022/02/05 茨城県旧美和村 近征  (星果4作品): M&M Village (way-nifty.com)
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冬型の強いとても寒い日でしたか、風の民氏に誘われ、Aramis氏を誘っての、
故酒力氏と15年ぶりに来て以来からまた5年ぶりの花立山自然公園。昔の風景がそのままでした。
思いがけない昔の仲間、Twitterでつながっていたみなさまとの新たなリアルな出会いもあり。
空が明るいところではありますが、終夜天気は良く、透明度の良い夜でM78付近などをゲット。


2回目、4月の小山ダム遠征
2022/04/02 茨城県高萩市 遠征  (星果??作品): M&M Village (way-nifty.com)
天気予報があまりすぐれない中、勝負をかけてみました。初めての場所でした。
Aramisさんと合流させていただきました。またここでもTwitterでつながっていた方々との
初のご対面があしました。みなさま近々お子様の誕生で休眠されるとか。
また復活したらご一緒しましょう。

雲の通過が途切れず、良い作品は得られませんでした。
銀河を主に撮りましたが、それでも画像処理するとフラットのトラブルがありました。


3回目、5月の植樹祭公園(栃木県)
2022/05/28  栃木県矢板市遠征(星果4.0-2.5作品): M&M Village (way-nifty.com)
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風の民氏に誘われ、氏のお庭に行きました。浄土平に行きたいシーズンですが、
予報が優れず近場で手を打ちました。だぼ氏も声をかけたら来てくださいました。
まだ関東平野端で湿気が多かったため、空は明るめでした。
直前に購入したASI533MCの初テストなどをしてみました。


4回目、7月の浄土平遠征
2022/07/02  浄土平遠征(星果4.5?作品): M&M Village (way-nifty.com)
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大本命の浄土平の今年初。天気は間違いなし予報でしたので、ぐらすのすちさんや、Aramisさんなど、
星沼会関係のみなさまに声をかけました(当時はまだ入水していませんでしたが、この日がきっかけで
入水させていただきました)。

行きに、目の前でUターンされるなどトラブルありましたけど、この空なら忘れます。
また、砂利の駐車場側とはいえ、こんなに虫がいたのは初めてで、日が暮れるまでは苦しみました。

夜は、薄明終了から開始まで完璧な晴れ。M8.M20など、バッチリ”モノ”にしました。


5回目、7月月末の浄土平遠征
2022/07/30  浄土平遠征(星果3?作品 & 浄土平であいましょう): M&M Village (way-nifty.com)
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この日はついに、「いつか会いましょう!」と話しをしてくた星沼会の本部のある?仙台の
だいこもん氏も含めたみなさまと、ついに合流できました。
また風の民氏も久々(20年ぶり?)の浄土平遠征になりました。

22時前までは雲が通過しましたが、その後は快晴となり撮影が捗りました。
この夜はみなさんの「入選作」も取得されたようです。

私も、だいこもん氏に薦められてとったクワガタ星雲が、初の撮影で新鮮でした。


6回目、10月の白布峠遠征
2022/10/01  福島県北塩原村遠征(星果約4作品): M&M Village (way-nifty.com)
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風の民氏と、また浄土平に行きたいと話し合っていましたが、夜間工事に噂があり、
さらに遠いほぼ山形県である白布峠に避難。福島市や郡山市から離れているので
浄土平よりさらに暗い空でした。この夜も一晩中晴れで、来た甲斐がありました。


7回目、10月末の八方ヶ原遠征
2022/10/29  栃木県矢板市遠征(星果約2.5作品): M&M Village (way-nifty.com)
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風の民氏と今年最後の浄土平、といきたかったですが、北の予報が優れず八方ヶ原で手打ち。
風が強い日で、冬の対象を500㎜で撮りたかったのに、300㎜F3に下げて対策しました。
天気自体はよかったのですが、風が体にも堪えました。

F3撮影を活かし、これまで撮ってこなかったアイリス星雲などを撮りました。


8回目、12月の朝霧高原遠征
(ブログ記事これからです。)
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これから(おそらく年明け)記事化するのでネタバレになってしまうのであっさりと。
コロナ前は年末恒例としていた、朝霧高原へ遠征。GPV予報では曇りの予報を裏切り、
終夜晴れてくれました。年末休暇に入ったのに独りぼっちで不思議な夜でした。
撮影星果はこれから現像なので未知数。



主な撮影星果まとめ(4枚選んでみました)
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4作には選び難く、ほかにもお気に入りはありますが。。。


大きなお買い物
大きなお買い物はこれと、カメラ用カーボン三脚でした。(大人し目?)
ASI533MCと、Polemasterを買った: M&M Village (way-nifty.com)



ほか課外?活動
天リフの、ガチ天「ガチ天とは技術ではなく態度である」で少しお話させていただきました。
星ナビの、「ネットよ今夜もありがとう」のコーナーにHPからブログになって20年ぶりに
掲載いただきました。


まとめ
今年は夏からの仕事が忙しく、なんだか仕事ばかりでなく、全てが追い詰められている感で
過ごす日々になってしまいました。それだけに遠征に現実逃避できたのは幸いでした。
なんとか年末に近づき、平常心をとりもどしつつあります。

来年は、何事もなんとかなる、と、どーんと落ち着いて過ごしたいものです。

今年はみなさまいかがでしたか?コロナの終息ももう一息でしょうか。
いつもブログをご覧のみなさま、twitterでお世話になっている皆様、
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!

どうか良い年になりますように!

 

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2022年7月18日 (月)

”俺にしか撮れない天体写真 それは俺が撮る天体写真”(天体写真は自分のために撮るもの)  

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某twitter界隈そのほかで少々盛り上がっている話題。140文字では書ききれないので
こちらで徒然なるまま。めずらしいでしょ、オピニオン系?書くの。連休雨で暇だから・・・

これまでも書いてきたように、フィルム時代から天体写真をやってきた。

90年台後半~00年台前半は自分的にもりあがって、機材も大きくなっていった。
フォトコン挑戦もしていた。

それはそれで仲間との撮影も、載った載らないの会話も楽しかった。

しかし、フォトコンに 載せるために撮る、載りやすいものを撮る、のに少し疲れというか
楽しくなくなってきたのを少し感じていたのも事実。

淡いモノ追いより僕は派手星雲がどうも好きだったこともあり・・・

(別にフォトコン是非を問いたいわけではなく、フォトコンの是非は是だと思ってます。)

さらには、00年台に入りこれまで努力して撮ってきた”ずっと宝物”と思って得てきた
フィルム天体写真の結果が、デジタル化でいとも簡単に超えて(破壊)していく。
いままでの作品も、一生モノだと思って買った機材も陳腐化著しい。

こりゃ一体なんだろうと思ったわけです。
競争の燃え尽き?で消えていった方々も少なくはありません。それも悪いことではありませんが。

そんな中でも幸い私のまわりの年上の星仲間は「いやぁ~ xxさん流石ですね~」系ではなく、
星撮りしながら他の遊び(鍋とか焼肉とか)をして、遠征しつつ天体写真撮影遠征を大エンジョイ
している方々。

その「一体なんだろう」と思った頃がちょうと就職して時間が取りにくくなってきた頃。
このまま重厚長大な機材とそれを追い続けての趣味継続だと、継続自体が怪しいと思ったため、
大きい機材を全て売り払い、ダウンサイジング(それでも今では大きいですが当時的に)。
撮影旅行である遠征自体を捨てないため、とにかく遠征に行ける身軽さをとる作戦に。
そしてフォトコンはやめてしまえ、としました。

特に10年台が混沌としているようで混沌としていなくて、天体写真が画一的な
みんなxxさん式(風)になってしまい、見ている面白みは減ってしまいました。
一方、子供が生まれて出かけにくい時期maxでしたのでたまに遠征に行って写真が撮れる
喜び自体は褪せなかった。


作戦チェンジからもう少しで20年近くたちますが、子供を持つようになっても細々飽きずに
それ以前の天文歴以上に長く続いていますので、悪い方向性ではなかったかもしれません。

競争に疲れたり注目されなくなったりすると「自分のため」と言い出すものですが、
趣味だからいいでしょ(笑)


さて・・・

写真の場合、最後まで残る価値や意味は「自分で撮った写真かそれ以外か」になると思うんです。
写真そのものは周りの人にとっては、ありふれたものであったり、どんどん陳腐化していきます。
しかし、自分でその写真を撮ったときの、自分の想い出は他の誰のものではないですし、
ありふれたものや、陳腐化していくものではないでしょう。

だから自分の写真だけは特別。なのです。

上の写真は私は1992年に初めて撮ったDSOの写真、M31です。

いまや写真の写りそのものはどうでもよいモノです。しかし高校生のとき、仲間と新宿から中央線と
バスを乗り継ぎ、入笠山牧場でペルセウスが流れる中、夜露で牛の糞が生がえって少し匂う中、
ガイド鏡もまだ買えなかったのでガイドがうまくいっていいるか不安の中で撮ったこと。

夏休み家に帰ってきて、自転車で同時プリントを取りに行く行きのウキウキした気分と、
写真があがって店で少々見た後、じっくりみたくて急いで家に帰ったあの気持ち。

この気持ち、写真には写っていませんが、全く褪せていません。
私の人生、データでは残っていませんが最近みなさんが撮ってくださる遠征動画のような
天体写真撮影遠征のロードムービーが、頭の中に胸のなかにいくつも入っているのです。

これら、sky shooting, 星狩り 旅行の楽しみそのものの思いを共有したく、共感いただきたく、
天体写真が「採れた」、「星果」(=成果ではなく釣果のもじり)で言語化させていただいています。

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2022年7月16日 (土)

星ナビに載せていただきました。「ネットよ今夜もありがとう」

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星ナビに17年ぶりに載せていただきました。17年ぶりというのは最後のフォトコン入選以来です。


載り方?は「ネットよ今夜もありがとう」のコーナーです。個人リレーでwebを紹介する形式で
Aramisさんから紹介いただきました。


実は21年前もこのコーナーには載っています。当時はまだダイヤルアップの時代で、
載せていただいたのは個人HP作成ブームでしたから、私の個人HP(現在休止)でした。
今回はブログになって再登場です。

当時はフォトコンを追いかけて時代。なつかしいなぁ。ネットは普及しはじめていたので
(でもスマホもSNSもなまだない)、チャットかネット掲示板で星仲間と遊んでいましたね。


わたしがどなたを紹介したか、10月号をお楽しみに!

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2022年1月25日 (火)

第三者の撮影した画像を処理して学ぶ

ご挨拶おそくなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、コロナのオミクロン株でいろいろ騒がしい中で、
まだ遠征も行っていませんが、天文ぽいことをやってはいます。

「第三者が提供くださった画像、全部処理する。」です。




その1は、年初にやってきました。Masaさんです。

北アメリカ星雲の画像です。
なんと、私の画像処理した一番露出が短い素材でも180secX462コマが元素材のもの。
QBPフィルターも使われています。

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いやいや、露出たっぷりのすばらしい元画像。全然ノイズがない。しかも自宅撮影だそうで。
ノイズ処理不要で楽だよ!!!

21人も応募があったそうで、youtubeにまとめてくださいました。ありがたい。
【フォロワーさん参加企画】総勢21名による北アメリカ星雲の画像処理 ※SIGHTRON QBP-Ⅱフィルター使用※ - YouTube

Masaさん、ありがとうございました。



その2は、タカSiさんです。

オリオンベルト付近を撮影してもので、イプシロン160に、ASI6200MMのモノクロでL、
イプシロン130にASI6200MCでカラー画像(RGB)を取得。総露出が17時間に及ぶものです。
ブルジョア機材にブルジョア的露出時間。

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初のLRGB合成を行いました。こりゃ勉強になりました。
露出時間も効いているでしょうが、L画像により諧調が豊なのはもちろん、色分離も良いです。
特にコネコネしなくても画像が出てくるので、荒らすことも荒れることもありません。
ある意味画像処理が超簡単です。

L+RGB撮影の効果、威力、手間など、実際に行うことでよくわかりました。
タカSiさん、ありがとうございました。

 

その3は、だぼさんです。

M42の画像で、な、なんと、年末購入されたばかりのTOA-130によるもの。
露出は短いとかいろいろ仰っていましたが、解像度が破壊級。

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ものすごく細かい構造が出てきました。しかもハイライトが潰れてない。
うーん、大きな望遠鏡が欲しくなる。しかもこのQHYカメラのおかげか発色もきれい。

だぼさん、ありがとうございました。


まとめ

他の方の画像を処理することは積極的にやってみると良いです。

自分の撮影した元画像と、他の方の元画像は、質がどのくらい違うのか?
他人の画像を処理すると、さらに他の人が処理した結果とどう違うのか?

これらをよく観察・判断することで自分の天体写真は、撮影素材がボトルネックなのか、
画像処理工程に由来するのか、切り分けることができ上達もすることができます。

画像処理がネックであれば、まず機材に投資するのも、それは間違いということになるわけです。
ぜひチャンスがあったらやってみてください。

 

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2021年12月29日 (水)

2021年 今年のふりかえり

今年ももう少しで終わりですね。はやいものです。
これが今年の最終記事になります。ここで1年の振り返りをさせていただきます。

なんといっても1~2年で収束だろうと(私は)甘く見ていたコロナ禍に大きく影響を受け続けた1年でした。
私は2月頃に家族がイギリス株の濃厚接触者になってしまったこともあり、私まで保健所要請で2週間ほど
自宅待機をした滑り出しでした。

そもそも1月は緊急事態宣言真っただ中で、そのため趣味を振り返るにも1~2月は全く活動なしでした。
今年はスキーも自重し一度も行きませんでした。趣味的には真っ暗な年初でしたね。


というわけで、3月からの趣味を振り返りましょう。

まず機材散財から話に入ってしまうのもアレなんですが、今年はASI2400MCの投入が大きかったです。。。
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EOS6Dを2015年に投入、FSQ-106EDを2018年に投入してきました。EOS6Dでの撮影が一通り終わっての”落ち着いた感”。
それと、「たっぷり露出をかけ、さらにその先に行くにも、さらに性能の良いCMOSカメラがあるなら、それを投入してから
先に行った方がよいにきまってる」と決心がついたことが決め手の動機でした。


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そこからしばらくは、接続関係の対応に追われました。デジカメのケーブル接続や電源供給の対応のため、
久々の秋葉原通いと自作に集中した春先でした。久々の細かい作業に老眼を感じる日々。

また、CMOSカメラへの慣れ、特に制御ソフトへが中年にはすこしとっつきにくかったですかね。



そして初遠征は、4月の原村からスタートしました。けーたろさんとご一緒させていただき、機材談義にも
話の咲く一夜となりました。けーたろさん、ありがとうございました。
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初めてのCMOSカメラの出動ですが、天気も良い中で落ち着いて立ち上げを行うことができ、
ファーストライトは無事ゲットできました。これを満足と言わずに何と言うか。
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そして、6月にはずっと我慢していた、SIGMA 135mmF1.8Artを入手。
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2回目の遠征は、5,6月の天気も悪かったため、7月になってからの浄土平になりました。

この遠征では、例年なら4月に再開を果たしている福島のみなさまに少しお会いできたこと(関東からなので
コロナもあり控えめになってしまうのが残念)がまずひとつ。そして、天リフイベントによって以前浄土平で
ニアミスしていたことがわかった、さすらいさんにまた浄土平でお会いできたこと、この2つが何より
とてもよかったです。さすらいさんの隣に陣取らせていただき、楽しい一夜を過ごすことができました。
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浄土平での記念写真も兼ねた星景をJPG-Sで撮るという失態を起こしました。帰宅して気づいて泣けました。
ただし直焦点は一部夜露に襲われながらも順調で楽しい夜でした。初参戦の135mmArtも噂通りの結果でした。


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さて、3回目の遠征は、8月の栃木県の県民の森でした。
これには大きな意味があり、20年前以上前からのの天文仲間が20年ぶりに天体写真に復活という私にとっての
大イベント。
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夏の短い夜の撮影中、懐かしい気持ちになりました。実は私の一回り以上年上の天文仲間であり、若かりし頃、
いろいろ教えていただいた大切な先輩でもあります。当時は故 酒力さんも混ざり、賑やかにやっていましたが、
いまは私もすっかり落ち着きました。

しかしこの夜は昔のようにあーでもない、こーでもないと楽しめた一夜でした。友人の20年のブランクを感じない
昔取った杵柄はさすがで、初戦から作品ゲットしていました。




4回目の遠征は、10月の原村。この日はtwitterのフォロワーさんとたくさんお会いできました。
初めてのぐらすのすちさん、Niwaさん、そしてAramisさん、だぼさんなど合流、年齢も幅広い方々があつまって、
いろんな意味で賑やかで刺激の多い遠征でした。そしてなにより、「遠征動画」がますます成長中の昨今、良い風景を
ぐらすのすちさんと、Aramisさんによって残していただけました。
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今年最後の機材投資(のはず)P-2のK-astec改造が終わり撮影デビュー戦でもありました。
撮影星果は天候が落ち着いており、M45などじっくり撮影ができました。



5回目の遠征は、11月にはじめての八方ヶ原。これまた「天文復活の友人」と一緒です。
友人の復活に合わせ、北関東の撮影スポットを探索しているところです。まずまずの空の暗さ、そしてなによりも
近いのが魅力になりました。友人の撮影はより順調になってきたので、ゆったりと撮影を続けました。

この日も快晴で、一夜通して満足な撮影ができました。
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そして、今年最後となった6回目の遠征は 先日の12月の原村でした。
Atamisさん、と~みんさんとご一緒させていだきました。これまた一夜通しで天気がよく、なによりも明け方の
レナード彗星を、見て撮ることができました。そして再び、遠征の記憶をAramisさんに遠征動画にしていただきました。
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さてさて、まとめてみますと、遠征に行っていないようで、今年は6回出撃し全勝でした。
近年では多い出撃回数であり、しかも勝率?も完璧です。これは幸せな年でした。

来年も天文を楽しめるよう、健康に留意しながら仕事もこなし、そして天文でリフレッシュできればと思っています。
趣味に特に目標はありませんが、せっかく良いカメラを入手したので当座は機材を固定し、あれこれ撮影していこうと
考えています。

 

いつもブログをご覧のみなさま、twitterでお世話になっている皆様、今年もありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします!

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2021年5月26日 (水)

ブログ開設 10年

気が付けば、ブログ開設から10年が経過していました。

数字で見ると

PVは14万越え。ありがとうございます。

記事数は274。
近年は遠征記に、作品数だけ記事を付ける形ですので、
「よみもの」自体は年に4~6記事くらいです。

こんな頻度で、あまり有意な記事も少ないなかですが、
お付き合いありがとうございます。


子供が生まれリアル天文活動が全くできなくなるかもしれないと、
せめて何かしたいと、始めたブログでした。

実際にはリアル天文活動も家族の理解が得られ細々と継続でき、
ブログも10年、やめることはなくここまで来ました。

いろいろなつながりも増えました。

途中、様々なことがあったことが自分でも読み返すといろいろと
思い出されます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

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2020年12月30日 (水)

2020年 今年のふりかえり、来年の展望

ことしももうすぐ終わりです。

ブログをご覧のみなさま、いつもtwitterでお世話になっている皆様、ありがとうございました。

年初に予想だにしていなかったコロナ禍の1年でした。お仕事によってはとても大きな影響を
受けている方もいらしゃるかと思います。医療関係で危機の最前線だったり、商売が立ち行かなかったり。
私自身は仕事の影響はもちろんありますが、家族に休校などの影響がプライベートでは大きかったですね。

趣味を振り返りましょう。

年初早々、家族に急病が出て、1月2月は家を空ける場合ではなくなってしまいました。
やっと治癒してきて、「さあ、星を始動するか」と思えば、3月はもうコロナ禍でした。
コロナの何たるか、しかも社会的制約も大きく、緊急事態宣言明けまでは何もしないでいました。
ひたすら子供のドリルの丸つけ、庭いじり、機材整備をしていました。

その後も、元より飲みに行くタイプでもないのですが、余計な買い物などは出ていませんし、
通勤も車へ変更。生活は一変しました。

そんななか、家で夜な夜なPCに向かっている7月の深夜、音の天文大イベントからスタートしました。

関東上空で大きな火球 破裂音?「聞こえた」投稿相次ぐ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

この音は初めてでした。外で見たかった~


そして、7月はNEOWISEが話題に上がります。尾も立派だと情報が入ってきますが、
休校を取り返すべく、子供たちは土曜も学校。お父さんだけ遊びにいくわけにもいきません。
加えて、記録的梅雨に悩まされます。

7月19日、なんとか近所で土曜の夜に観望とカメラに押さえました。

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8月21日、やっと本年の初遠征で浄土平に向かいました。

SAでトイレに寄るだけで一気に現地まで。現地の仲間ともマスク超しの会話です。
すっかり変わってしまいました。しかし、山は天文目的に限らず賑わっていました。

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地上がどうであろうと、星はいつも通りでした。

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途中、雲の通過がありあましたが、この2作をゲット。

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しかも、この夜は伊豆方向の大火球を目撃することができました。


11月14日、2度目の遠征を原村へ

9月10月と天気が悪く、やっと天気の良い新月がやってきました。

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雲はもちろん、風も夜露もない最高の条件の夜でした。
Aramisさんとも久しぶりの合流。楽しい夜でした。

撮影も超順調で、3作をモノにしました。

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12月19日は朝霧高原へ。

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これも先にあげたとおり快晴でした。だぼさんとも合流。
年の後半になって1年を取り返してきたような状態でした。
ここでも3作ゲット。

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遠征は上記のように3回で少な目でしたが、丸坊主ではなく楽しむことができました。

機材投資は長く使っていた観測用と自宅用PCを新調したのみで大人しめでした。

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今年の特徴は、とにかく家にいたので自宅観望を家族と多くできたこと。
火星、土星、木星を何度も観ました。

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そして、PIを軸とした画像処理の習得が最も大きな成果でした。

これまでずっと忙しかったりで逃げてきて、撮影に処理が追いついていませんでした。
「100日宣言」はとてもよかったと思います。正直、ちょっとキツイ追い込みでしたが、、、


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まだコロナ禍は続きそうですが、健康に留意しつつ、来年も天文趣味を楽しみましょう。
みなさま、ありがとございました。

私も楽しんでいきます。古い仲間も復活と聞いていますので楽しみです。

2021年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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2020年12月27日 (日)

PixInsight なんとか習得しました

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twitterで9月に「100日でPixInsightをマスターする」と宣言し、
自分を追い込んで12月26日でその100日となりました。

コロナ禍で全く動けなくなるかと思った3月に、それまで敬遠していたPIを購入しました。
しかし結局は手を付けずに半年たってしまい、宣言して引けなくすることにしました。

結果、私の場合はコロナの「おうち時間」を最も活かし切った学びになりました。

はじめは蒼月城さんのビデオをとにかく参考にさせていただきました。
これがなかったら永遠に使えることはなかったでしょう。感謝いたします。
途中で寝てしまう夜が続きながら、なんとか操作ができるようになりました。

そして次に、過去作を再処理しながら習得することにしましたが、
色バランスの取りきれないネタが出てきて挫折しかけたり。

それでも周りの方の教えでなんとか突破でき、
概ね仕上げるところまでできるようになりました。


PIは難しい印象がありましたが、それは食わず(変化)嫌いに過ぎませんでした。
言葉の問題もあるかもしれませんが、終わってみれば今まで使ってきたソフトとの
概念?操作性?の違いの方が大きかった印象です。

そして慣れてしまえば、国内ソフトをいくつか組み合わせて使うよりも、
遥かにシンプルで速い工程に落ち着いてきました。


プロセスをブログで紹介、と書き起こしたいところですが、
子育て中の身で時間が取りにくいので、画面録画の動画にてまとめました。


まずは、練習に使った57作品の作品集のスライドショーをどうぞ。

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そして私のプロセスフローの例も、動画にまとめました。
その1は、撮影時のポイントからPIのBatch Processingまで

2

 

続いて、
その2はPIのBatchProcessing後からの画像処理

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そして、
その3 ではPIからPhotoshopに渡し、仕上げをします。

4

なんと、トータル100分越えのビデオになってしまいました。
手間をかけたくなかったのと、編集ソフトも無いので一発撮りでトライしました。

これらビデオ群がこれから習得しようという方の参考になれば幸いです。
私も、これを基本としつつ、もっと他のプロセスについて勉強したいと思います。

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2020年3月11日 (水)

あけましておめでとうございます? 近況です。

お久しぶりです。

例年、1月2月はスキー全盛、天気よければ天文遠征。
3月末の天の川シーズン入りから本格始動なのですが、、、。

まず年初から家族が体調崩し、少々バタバタ。
スキー開始しても雪不足でスキーはイマイチ。

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遠征したいも、天気もイマイチ、仕事も休出アリ。
そして2月が終わりに近づくにつれ、コロナウイルス騒ぎが拡大、大変なことになっていますね。


でも遠征準備は整えています。前回の遠征の不具合点などを再チェックしました。
まもなくFSQ購入1年。
「タカハシの望遠鏡に後悔などあろうはずがない。」

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そして新投資もしています。
コロナ騒ぎで暗くなっていても仕方ないので、円高を活かし、こいつを買いました。
118円/€にて。ずっと食わず嫌いしていましたが、背中を押されました。

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PixInsightについに手を出すことに。これから勉強頑張ります。

PixInsightは2016年に当時復活した酒力氏から導入を迷っていると言われ聞いたのが
初耳となったのも思い出されます。

去る2月23日に酒力(HH)さんの3回忌を迎えました。
もう当時の彼の年齢を超えてしまいました。

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暗い話題の世の中になっていますが、なんとか元気に、楽しく生き抜いていくよ!

次回は星果から上げますね。

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