遠征動画制作に初挑戦しました
先日の遠征記で公開済となりますが、今月の遠征では初の遠征動画を制作しました。
みなさんや、星沼会でもさまざまなすばらしい遠征動画が作られています。
遠征の楽しさを伝えたいと、SNSでは遠征中の投稿をぼちぼち行ってきました。
2023年の遠征をスライドショー形式でYoutubeにしたら自分の想像より再生回数が伸びました。
https://youtu.be/aWiiFG-Uvwo?si=tu7Qd73kdVH8yhfm
また、この半年で2人、職場の部下が結婚式を挙げ動画で参加した時の様子を共有しました。
式と披露宴はスチール、式に向かう道中や式場の中庭などを動画で挿したものは好評でした。
これらに勝手に背中を押された意識が芽生え、私も自分らしい、そして自分のための遠征動画を
つくってみたくなりました。
コンセプト
・「星空を見に、撮りに行くことが好き」に共感できる人だけに共感してもらえればいい。
・ 「記憶の再生」の感じにする。
・ 語り、人の音声は入れない。自分中心の視点で構成する。
・ 人間の思い出し方に合わせ、タイムラプスは使わず、スチール画像と動画のみで構成する。
技術的計画
・手持ち機材で済ませる。
・日中、車載動画は全てiphoneで賄う。
・星空動画も手持ちのEOSRでなんとかする。
・動画編集ソフトも現状は買わない。(MS標準のCripchampで済ます)
遠征慣れ、通い慣れしているので、計算して、残したいシーンを動画に撮影していきました。
いつもの出発時のワクワク、帰宅時のやり遂げ感を感じる2つの瞬間。
遠征のはじまりと終わり。
荷物を積み込み終わり自宅の気温と、遠征先夜明けの気温。
高速を走る、(これは違うけども)東北道は牛乳を運ぶステンレスローリーに自車が写る瞬間。
自分の車が写って、「おお、オレ(の車)かっこいい!」と思う瞬間。
いつもの通い慣れた道の風景の中で、
雲を通して星見への期待感をつなげていきました。
まずは、積乱雲を動画に押さえて、夏を演出。
雲が多めで、「これで晴れるか?」 の期待感と不安感。
この1回の動画だけでは伝えきれないけれども、本来見えるべき吾妻連峰が雲の中。
果たして浄土平は、雲の中か、雲の上か。
いよいよいつもの浄土平のダイナミックな景色。
まだ上に雲が見える。でも期待を持たせる空。
この瞬間が大好き。いつか動画にしたかった。
予想より雲が少し高かったけど、無事に浄土平直前で雲抜け。夜になれば冷えてさらに雲が下がるはず。
今年は5-7月の天気がわるかったので遅かくなった今年初の浄土平。無事到着。
飛び交うとんぼ。ウグイスの鳴き声。
はい、晴れはいただき! 予報されていた雷雨もなかった。
夜の部は、スナップ的星景色写真で構成しました。
動画を通して、全くの解説的な文字なしで行こうかと考えましたが、ナレや会話もなしですし、
天文関係の方以外に星空のうつろいを知っていただきたいので文字入れしました。
タイムラプスを使わない分、双眼鏡で生の星をみた代わりの現場ライブ感として、
135㎜F1.8Artで撮影した、M31や、すばるの動画を盛り込んでみました。
直焦点撮影の撮影結果は、べたにただ撮影した時系列で差し込みました。
帰り道の動画を行きと同じようにならないよう、磐梯吾妻スカイラインの下りは磐梯山などを
入れたかったのですが残念ながら曇で見通せず。福島中通りの風景などを入れたものの
それでも少し退屈な流れになってしまったのは少し残念です。実際、いつもの遠征でも
行きほどの「行くぞー」なテンションはないのでそれが表せているのかもしれないですが。
動画撮影、動画の素材にする天体写真の画像処理、そして編集と、なかなか動画作成は少し面倒でした。
一方、動きのある想い出が残せるので、年に何本かは今後も作成していければと思いました。
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