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2024年8月

2024年8月27日 (火)

北アメリカ星雲 NGC7000  2024/08/03  浄土平遠征にて

Ngc7000 
北アメリカ星雲


さあ、ここの撮影はもう何回目でしょう。また撮っちゃいました。

フルサイズデジタルになってからここはずっとゴーストに悩まされてきました。
けれどもやっと去年、カメラマウントにファインシャットを貼って対策になりました。
そして対策後の早速初撮影に北アメリカを選びましたが今度は空が曇ってしまいました。

今回は、今年こそは! の精神でとりましたけれども、露出は平凡な時間。
そして、ソフトの不具合を検出していて、画像処理も大変でした。
結局はフラットフレームなし、ダークフレームなし、撮影でした。

この領域は、このブログの記事にあるだけでも6回、さらにデジタルで3回以上、
フィルムで2回以上の記憶があって、軽く計10回以上は撮ってるはずです。
2017/07/21 天城高原遠征 NGC7000 「北アメリカ星雲」: M&M Village (way-nifty.com)
2018/07/14 浄土平遠征  北アメリカ星雲星付近: M&M Village (way-nifty.com)
2018/10/09 天城高原遠征  北アメリカ星雲: M&M Village (way-nifty.com)

2019/08/02 浄土平遠征  北アメリカ星雲付近: M&M Village (way-nifty.com)
北アメリカ星雲、ペリカン星雲付近     2021/07/17  浄土平遠征にて: M&M Village (way-nifty.com)
北アメリカ星雲とペリカン    2023/8/19 小海町 八ヶ岳遠征にて: M&M Village (way-nifty.com)
さて今回の出来は・・・


FSQ-106ED 530mm F5.0
ASI2400MCP Gain 140 offset 20 -10degC
8min X 16= 128min (0 Dark, 0 Flat, 0FlatDark)
PixInsight(1xDrizzle&BXT&NXT) & Photoshop
EM-200T2Jr LM-100JC & QHY 5LII
Aug.3, 2024 Fukushima-pref. JP

 

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2024年8月25日 (日)

遠征動画制作に初挑戦しました

先日の遠征記で公開済となりますが、今月の遠征では初の遠征動画を制作しました。



みなさんや、星沼会でもさまざまなすばらしい遠征動画が作られています。
遠征の楽しさを伝えたいと、SNSでは遠征中の投稿をぼちぼち行ってきました。

2023年の遠征をスライドショー形式でYoutubeにしたら自分の想像より再生回数が伸びました。
https://youtu.be/aWiiFG-Uvwo?si=tu7Qd73kdVH8yhfm
また、この半年で2人、職場の部下が結婚式を挙げ動画で参加した時の様子を共有しました。
式と披露宴はスチール、式に向かう道中や式場の中庭などを動画で挿したものは好評でした。

これらに勝手に背中を押された意識が芽生え、私も自分らしい、そして自分のための遠征動画を
つくってみたくなりました。

コンセプト
・「星空を見に、撮りに行くことが好き」に共感できる人だけに共感してもらえればいい。
・ 「記憶の再生」の感じにする。
・ 語り、人の音声は入れない。自分中心の視点で構成する。
・ 人間の思い出し方に合わせ、タイムラプスは使わず、スチール画像と動画のみで構成する。

技術的計画
・手持ち機材で済ませる。
・日中、車載動画は全てiphoneで賄う。
・星空動画も手持ちのEOSRでなんとかする。
・動画編集ソフトも現状は買わない。(MS標準のCripchampで済ます)


遠征慣れ、通い慣れしているので、計算して、残したいシーンを動画に撮影していきました。

いつもの出発時のワクワク、帰宅時のやり遂げ感を感じる2つの瞬間。
Open1Open16


遠征のはじまりと終わり。
Open00  Open17


荷物を積み込み終わり自宅の気温と、遠征先夜明けの気温。
Open0Open13



高速を走る、(これは違うけども)東北道は牛乳を運ぶステンレスローリーに自車が写る瞬間。
自分の車が写って、「おお、オレ(の車)かっこいい!」と思う瞬間。
Open2



いつもの通い慣れた道の風景の中で、
雲を通して星見への期待感をつなげていきました。

まずは、積乱雲を動画に押さえて、夏を演出。
雲が多めで、「これで晴れるか?」 の期待感と不安感。
Open3

この1回の動画だけでは伝えきれないけれども、本来見えるべき吾妻連峰が雲の中。
果たして浄土平は、雲の中か、雲の上か。
Open5

いよいよいつもの浄土平のダイナミックな景色。
まだ上に雲が見える。でも期待を持たせる空。
Open7

この瞬間が大好き。いつか動画にしたかった。
予想より雲が少し高かったけど、無事に浄土平直前で雲抜け。夜になれば冷えてさらに雲が下がるはず。
Open8

今年は5-7月の天気がわるかったので遅かくなった今年初の浄土平。無事到着。
飛び交うとんぼ。ウグイスの鳴き声。
Open9


はい、晴れはいただき! 予報されていた雷雨もなかった。
Open10



夜の部は、スナップ的星景色写真で構成しました。
動画を通して、全くの解説的な文字なしで行こうかと考えましたが、ナレや会話もなしですし、
天文関係の方以外に星空のうつろいを知っていただきたいので文字入れしました。

タイムラプスを使わない分、双眼鏡で生の星をみた代わりの現場ライブ感として、
135㎜F1.8Artで撮影した、M31や、すばるの動画を盛り込んでみました。
Open11


直焦点撮影の撮影結果は、べたにただ撮影した時系列で差し込みました。
Open12


帰り道の動画を行きと同じようにならないよう、磐梯吾妻スカイラインの下りは磐梯山などを
入れたかったのですが残念ながら曇で見通せず。福島中通りの風景などを入れたものの
それでも少し退屈な流れになってしまったのは少し残念です。実際、いつもの遠征でも
行きほどの「行くぞー」なテンションはないのでそれが表せているのかもしれないですが。
Open15


動画撮影、動画の素材にする天体写真の画像処理、そして編集と、なかなか動画作成は少し面倒でした。
一方、動きのある想い出が残せるので、年に何本かは今後も作成していければと思いました。

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2024年8月23日 (金)

アイリス星雲    2024/08/03  浄土平遠征にて

Irismasterlight_bin_1_6072x4042_exposure
アイリス星雲 fl=530㎜で撮りなおし

昨日の記事の彼岸花や出目金の自称「(いまの機材で)初撮影」に対し、こちらはFSQ+2400MCでの撮りなおし。
前回は風が強いためF3の320mmでやむを得ず撮影したもの。どこで、前回はアイリスそのものが小さかったので
530mmで撮りなおしたくなって今回撮影。

F5でも3時間近く露光したかったけど、季節は真夏。短い暗夜だけど、まだ夜半前はいて座も撮れるし
はくちょう座まわりの赤い星雲もあるし、いっぱい撮りたいですよね。

で、露出は平凡に約2時間コースになりました。

冷静に前作とくらべて勝てたかな?
・焦点距離による解像でもちろん勝ってる、画像処理も彩度上げすぎずこっちの落ち着き気味のほうがよい
・構図が今回の500mmなら横長のほうがよかったかも
・露光が前作はF3の160分に対し、今回F5の128分。前回のほうがなめらか
比べないほうが幸せたったかも(笑) でもアイリスも飽和させない処理になって大きいのでよく見えますね。

FSQ-106ED 530mm F5.0
ASI2400MCP Gain 140 offset 20 -10degC
8min X 16= 128min (0 Dark, 0 Flat, 0FlatDark)
PixInsight(1xDrizzle&BXT&NXT) & Photoshop
EM-200T2Jr LM-100JC & QHY 5LII
Aug.3, 2024 Fukushima-pref. JP



アイリス星雲   2022/10/29 栃木県矢板市遠征にて: M&M Village (way-nifty.com)
_160min_fsqf3_24mc

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2024年8月22日 (木)

出目金と彼岸花星雲     2024/08/03  浄土平遠征にて

Dememasterlight_bin_1_6072x4042_exposure

出目金と彼岸花星雲


昨年あたりからアンタレス付近を追いかけるのはもう一旦やめて、
一度撮らなきゃと決めていました。

久しぶりのFSQ-106になって初めて撮った対象となります。

近年、6-8月の天気が悪いのでなかなかチャンスがありませんでした。
今回は北の浄土平から、しかも8月の撮影でしたけれども雲海の上なので
光害の影響少なく撮影できました。

最後は地上風景が入ってきて終了するくらいまで攻めることができました。
露光終了となる少し前の様子を捉えてあります。良く撮れたもんだと。

3x0a6362nr

FSQ-106ED 530mm F5.0
ASI2400MCP Gain 140 offset 20 -10degC
8min X 16= 128min (48Dark, 120 Flat, 120FlatDark)
PixInsight(2xDrizzle&BXT&NXT) & Photoshop
EM-200T2Jr LM-100JC & QHY 5LII
Aug.3, 2024 Fukushima-pref. JP

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2024年8月15日 (木)

2024/08/03   浄土平 遠征動画(遠征記) 星果6作品+星景


3x0a6356nr

今回で25年連続の訪浄となりました。

久しぶりの遠征記となります。3カ月ぶり、今年3回目の遠征に、そして今年初の浄土平。
8月まで浄土平に行かなかったのは2011年の東日本大震災以来。独身時代なら曇り予報でも
訪浄自体を目的にしていたのでいってましたけれども、いまはそうもいかないので今年は
5
7月の悪天候の影響です。

天文趣味が少しマンネリ気分のため動画に少しずつトライしようとしています。
そして今回25周年記念もあるので遠征動画を作ってみました。

今回は文字よりも映像で感じていただければと。
音量調整ができていませんが、現地の鳥の声なども意識して取り入れています。


あくまで、私目線の遠征動画です。
私が遠征に言った気分を反芻するための動画。人物は登場しない、語りもない構成です。

いががでしたでしょうか?

全体の様子は動画で伝わるかと思いますと、いえど野暮ですが遠征記を文字で。


この日は午後から全国的に、雨や雷雨の予報でした。しかしGPVと天気図を比較するに、
おそらく局地的一時的な雨GPVが予報しているにすぎず、このようなときは場所精度もでず
晴れるのではないかと推測。行った結果は正解でした。

雲海のせいか、地元の市民の方は山でも曇りだと思うのでしょう。夏休みの土曜のわりには
人は少な目で静か。直焦レベルのガチ天文ファンも5組くらいだったでしょうか。しかし、
Twitterでいままでも実はつながっていた方、今回つながった方、2名とのご縁がありました。

撮影対象は5月~7月の天気がわるかったので沈みかけのさそり座のしっぽにある、彼岸花星雲。
あとはアイリス星雲と、北アメリカ星雲と、6時間の暗夜で3対象を欲張っていきました。

あとは星野やスナップをとって、双眼鏡で眺めたりして一人のんびり過ごすことができました。
朝まで快晴、朝は14℃まで冷え込み、とてもよい遠征でした。

しかし帰宅し画像処理を開始すると、今回はステラショットを使って撮影していないのに
ステラショットの色問題と同じ状態の撮影結果でした。(アイリスと北アメリカ)
今回はフラットもダークもなしで回避できましたが、次回はアンインストール+
ZWOのdllの入れ替えをして遠征に行きます。

ではでは。

 

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