2024年4月
2024年4月20日 (土)
2024年4月19日 (金)
アンタレス付近の散光星雲 2024/04/13 奥日光遠征にて
アンタレス付近の散光星雲
めずらしく3年ぶりのこれの撮影です。コロナ禍まっただなか2021年春のASI2400MCのファーストライトの日に撮影したきりでした。
今回、春霞と光害でだめかと思いつつ撮影していましたけれど、標高がカバーしてくれてかしっかりと写りました。
FSQ-106ED 320mm F3.0
ASI533MCP Gain 140 offset 20 -10degC
5min X 20= 126min (70Dark, 120 Flat, 120 FlatDark)
PixInsight(BXT&NXT) & Photoshop
EM-200T2Jr LM-100JC & QHY 5LII
2024/04/13 Tochigi-pref. JP
2024/04/13 奥日光 遠征記(星果4作品+星景)
3年ぶりのアンタレス撮影
あぁ、あの頃はまだコロナ真っただ中だったなぁ。緊急事態宣言の谷間だったなぁ。
あっ失礼しました。しみじみしてました。
今年2回目の遠征に行ってきました。子供もまだ手がかかるため家族の目線もあって年6回程度の遠征に
抑えているのでちょうどよいペースです。そして今月は新月の6日の土曜が天気悪く子供の体調もあって
自粛していました。ここの13日の週末ではようやくひとだんらく。
5月のGWも休日出勤がみえているのでここで撮影しておかないと、”さそり祭り”を逃してしまいます。
良さげな予報になってきて、4時間近くの暗夜はあるので13日の土で遠征してきました。
早いもので薄明終了はもう19時まで遅くなり、月も23時過ぎまであるのでのんびり18時過ぎ出発です。
今年は昔ながらの桜開花タイミング。日光宇都宮道路あたりで桜が見ごろ。そして、まだ芽吹き前の
夜も全く車のない、いろは坂を駆け上がります。観光シーズン前で中禅寺湖周りの宿泊者もまだまばら。
現地には4-5組の方が先着されていました。 20時現着でもまだ月没まで3時間以上あって余裕です。
落ち着いて機材セットして、例のステラショットの不具合再現を試みたものの再現しませんでした。
怖いのでこの日はNINAで撮影するぞと割り切りました。
この夜のメイン狙いは、上で書いた、また上の写真が示す通りで決まっています。アンタレス付近です。
ASI2400MCとFSQ106ED F3(320mm)がベスト構図をとれます。しかしさそり座が昇るまでの
”春の銀河祭り” 積極的に参加する派ではないですけど、銀河以外に撮るものがないので320㎜は短すぎ。
リスキーで仕方ないですが、春の銀河をF5で撮ったあとにRDの入れ替えをするプランにしました。
まずはマルカリアンチェーンを2400MCを530mmで。この組み合わせが解像不足なので、ドリズル前提で
ディザリングをかけまくって撮影。月没とアンタレス付近の撮影開始の谷間なのでトータル露出は少な目で。
天気も良し、安定の機材組み合わせなので順調稼働です。
ゆったりと夜食をとったり星景撮ったりして過ごせました。そして、さそりが昇ってきました。
カメラを外してRDの装着をし、アンタレス付近を撮影開始。こちらもまた順調です。
ここは南の低空が明るく春霞も酷いので写りは心配ですが、なんとかなる(する)ことを祈りつつ。
この天の川を見ると、山はまだ-5℃で寒いですけれども夏はもうすぐと感じます。毎年(笑)。
朝方の1時間はスマホ操作もやめ双眼鏡観望を楽しみ、薄明の撮影終了まで過ごしました。
朝まで完走できました。大満足の遠征となりました。
(そうそう、androidスマホからiphone15に乗り替えました。いやぁ夜も良く写る。下の画像がそう。)
2024年4月 5日 (金)
ステラショットのZWOカラーCMOSカメラでの、不具合の件について2 「みんな正しい」(私の分析結果共有2)
検証に疲れてしまったので、軽い書き方で。
結論、「みんな一定に正しい」
前向きに、前向きな調査と対処を願いましょう。
2つモードがありそうです。
1. 高輝度データ吹っ飛び問題。(致命的)
2. 色ズレ(仕様だと言っても仕方ない)
1つめ
私の、高輝度データ吹っ飛び問題。
再現難しい。
※再現性は低い
(このような現象が発生しそうな要素を上げていただかないと再現が厳しい)
結果は起きたら致命的。使えない。データが失われているから救済できない。画像処理時で対処できない。
(これはアストロアーツさんになんとかしてもらえないと使えない。)
ASI2400MC ステショ撮影 ライト画像(PI,ディベイヤー前)
ASI2400MC ステショ撮影 ライト画像(PI,ディベイヤー後)
参考)ASI2400MC NINA撮影 ライト画像(PI,ディベイヤー前)
参考)ASI2400MC NINA撮影 ライト画像(PI,ディベイヤー後)
2つ目
私が、高輝度ズレが出ていないときのASI533MCでも、確かに他ソフトよりは各色のズレはおおきい。
※私のASI2400MCでも、色ズレも大きいのも分る。
(他ブログ主さんの指摘は的確)
そして必ず発生する。
※再現性はあり
しかし、使えないわけではない、致命的な問題があるわけではない。画像処理時に対処すればできる。
(アストロアーツさんの言っていることが、とんでもないことではない)
ASI533MC ステショ撮影 ライト画像(PI,ディベイヤー前)
ASI533MC ステショ撮影 ライト画像(PI,ディベイヤー後)
以上です。
これまで、ステショの1-3シリーズに10万円近く突っ込ませていただきましたが、
突発が、遠征に使うのが怖いので、2に続きまた塩漬けです。
対処はすぐにできないのは仕方ないです。リソースには限りがある。これは担当者の問題ではない。
しかし、コメント次第です。顧客は味方になったり、怒りを買ったりが変ります。
リソース不足であれば、新規を止めてでも顧客重視で今流れている血を止めるほうに
リソースを振るのは、会社マネジメントの責任です。
最後に客側としての検証に疲れての愚痴でした。
不便を楽しむのが趣味ではあるんだけど、
歪んだ組立たない、組み立てにくいプラモデルを販売したら、それは不良品なのです。
2024年4月 4日 (木)
ステラショットのZWOカラーCMOSカメラでの、不具合の件について(私の分析結果共有)
ステラショットのZWOカラーCMOSの問題は、
「カラーバランスが崩れ(てみえ)ること」ではなく
原因は「生データが諧調が切られて(あるいは詰められて)記録されていること」
と推定いたします。
「バイアス引きすると・・おかしくなるのでは?」など話が発散してしまいますので、
私の以下の画像は、ただの1枚のライトフレームを示し続けます。
バイアス、ダーク、フラット処理など一切なしです。
左がステラショット撮影。右がNINA撮影。(ASI2400MC もちろん、同Gain値140,同Offset値20、露出も同じ480secです)
ASI FITS View で開いただけの状態のヒストグラム。
上画像は、本質原因を的確に示していると考えます。
あるレベルから上のデータが記録されてないのか、狭い諧調に詰められたデータとして記録されてしまっているのか。
どっちかでしょう。
ASI FITS Viewで、デモザイク表示
左がステラショット撮影。右がNINA撮影。
見た目で、星の諧調が飛んでいるのが分かります。
最後に、PIでのHTでヒストグラムも示しておきましょう。
左がステラショット撮影。右がNINA撮影。
ステラショット撮影では、変なピークが2つ現れます。
RGBのうちどれか2つは高輝度側が飽和して吹っ切れているいるのではないでしょうか。
だだ、他ユーザーさんも、たぶんアストロアーツさんも混乱させられているのが、
「いつも出現はしないこと」にあるかもしれません。
私も同夜、このトラブルでカメラを疑って、ASI533MCに切り替えて撮影したら
この現象は起きまんでしたし、
自宅室内の夜の壁をで2400MCで撮っても再現はさせられていません。
都会なので生空で再現試験がしにくにのが残念。
でもここは販売元さんに頑張っていただかないと、
ますます混乱した情報が拡散していくと思います。
ユーザー同士論争を生むなど最も避けていかねばなりません。
対処より、まずはしっかり原因をつかむことが必要かもしれません。
アンチキャンペーンをするつもりはありませんし、応援しています。
だだしお金を取っていることだけは忘れないでいただきたいと思います。
(この強い一言の理由を、いまはまだ書くことは控えます。)
また他ユーザーさんの分析も尊敬いたしております。
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