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2024年2月

2024年2月25日 (日)

もう1つの視点 CP+レポート

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5年ぶり、2回目のCP+に行ってきました。

前回は完全ソロの弾丸でしたけども、今回は星沼会のみなさんに声かけいただいて、
昼(飯)~夜(会)までなので、電車で2時間かけていき、会場滞在6時間とじっくり見ました。

「カメラショー」時代は池袋でやっていたこともあり、何年も連続で行っていました。
がPIEになりビックサイトでデジタル化混乱期、ついにはCPになりパシフィコ横浜と
埼玉県民へのいじめ状態も加わり、脚が遠のいていした。

今回はじっくりみたことと、皆さんと会話して思考が深まったことからか、いくつかまとまった
気づきがありました。機材レポートはプロのアマ
CP+ 2024 - 星のつぶやき (hatenablog.com)
を絶対に超えることがないのでお任せし、私は別視点で簡単にレポートしようと考えました。


さて、

上述の通り私がよくCPの前身に通っていたのは2000年少し前のカメラショーです。
ちょうど大学生~社会人にかけての時期。フィルムカメラの絶頂期。

日本カメラ博物館 JCII Camera Museum:「日本のカメラショー60年」 (jcii-cameramuseum.jp)

総合映像ショー「フォトエキスポ'97」開催 (impress.co.jp)

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カメラ系 出展側の気づき;
当時の出展はニコン、キヤノン、ペンタクス、オリンパス、コニカミノルタ、京セラ、マミヤなどなど。
2024年にいくつ出展していたでしょう(会社として事業があるでしょう)? 例えばカメラを売ってはいるものの、
ペンタ(リコー)などは出展しておらず、代わりにソニーやパナのブースが大きいは時代変化の象徴です。


カメラ系 客側の気づき ;

00年代のはじめといえば、ニコンおじさんのようなお金もちカメラおじさんと、カメラ小僧の当時我らの同世代から
少し上の人たちオタクが多かった記憶。でもそれが少しほっとするでもあり、痛くもあり、でした。

そこがいまや、女性モデルさんに食いつくサンニッパ持ちのオタク少年のような層は減って、爽やかな若手男女が多し。
カメラ(写真)趣味は「カメラが趣味」「写真が趣味」と言うと「あ、そうんだんだ・・・」のオタクに対する反応から、
「すごいねー。おしゃれだねー。」の時代に変わっております。

(爽やかな)若い人、家族連れの多さに、終わってしまうのではと思っていたカメラに未来が少し見えました。

もちろん、女性モデルさんに食いついている人も居ないではないですけど、私らからの上の世代が
「そのまま成長」しているのがむしろほほえましかったです。

そもそも、ジェンダー、ダイパーシティーの時代もあり、モデルさんも男女いたり(そもそもいない)と、
時代は変わっているのだなぁと感じました。


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※ こちらは天文系、ちょうどあぷらなーとさんの時間。大盛況です。すこし年齢層高いか?(笑)


天文望遠鏡系 ; 
「カメラショー」時代は「JTBショー」として望遠鏡工業会のみの展示会がありました。
みなさんご存じの通り、もう日本にそんな展示会はありません。

その中で、サイトロン、ビクセン、ボーグが、フォト系であるCP+に入り込んでいるのは
応援したいところです。天文(写真)のアウトリーチとして大きな貢献であり、当然企業アピールに
なっていると思います。

また、客層を見ても若手帰りや他からの流入が進んでいて、未来が明るいんじゃないかと思いました。
上記以外の日本のメーカー(といってもタカハシくらいしかない)が取りこぼしていて勿体ないですね。

今回、望遠鏡系はCP+とは別に「天体写真バカ狭い史」として追ってまとめたくなってきましたので
後日記事にします。お楽しみに。


個人的な1日 ;
いやぁ、埼玉から電車は遠い。みなさん声かけいただかなければ行く気になれなかったかも。
遠い場合、モノを見るはなんとか店でも補えますから、普段会えない人とリアルに会える、に価値ありです。

11時に新高島駅入りし、星沼会 だいこもんさん、Aramisさん、そーなのか―さん、ぐらすのすちさんと
中華で腹ごしらえ。ちなみにぐらさん以外は「あけましておめでとうございます」や、半年ぶり状態。
星沼会は(現状)神奈川~宮城のSNS発つながり集合のため、リアル集合がレアなのが特徴です。

会場内は6時間滞在しましたのでこれでもかというくらい見ることができました。
カメラメーカーのモノの場合はカメラ店で触れることができますが、むしろカメラ店に取り上げられない
小物類に出会えるのが良い点でした。

そして一流カメラメーカーは「開発中品」は出ませんが、望遠鏡メーカーは数々の開発中品をみることが
できるのがよいですね。

終了時間まで会場に滞在し、(実はリアル初の)天リフ山口さん、Samさん、あぷらなーとさん、”ある方”、
昼の星沼会メンバからさらにNiwaさんとまちょさん、Uchanさん、と、天文界談義の宴会となりました。

はじめてお会いできてて、あーこんないろいろなみなさんと関われる天文やっててよかった。
と思える1日となりました。 ありがとうございました! またよろしくお願いします。

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2024年2月23日 (金)

富士山に天の川、春までもう少し    2024/02/10 静岡県朝霧高原遠征にて

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富士山にかかる天の川

春はもうすぐそこです。
この天の川をみて、この日の遠征の夜は明けてゆきました。


(綺麗な景色にデータは野暮なので省略)

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M81,M82 と、その周辺の分子雲    2024/02/10 朝霧高原遠征にて

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M81,82と周辺の分子雲

FSQのほうに集中し、こちらは撮影開始をかなり後回しにしてしまいました。。

そのため、前回
M81,M82付近の分子雲    2022/02/05 美和村遠征にて: M&M Village (way-nifty.com)
の露出が半分にとどまり、画像処理術が前回を上回ろうと結果は前回を超えられなかったようです。

SIMGA 135mm F1.8 @ 2.8 + EOD6D mod.
2min X 70= 140min (32 Bias, 32 Flat, Dither)
P-2S

PixInsight(BXT&NXT) 1xDrizzle
& Photoshop

EM-200T2Jr LM-100JC & QHY 5LII

2024/02/10 Shizuoka-pref. JP

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M101    2024/02/10 朝霧高原遠征にて

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M101 回転花火星雲


ASI2400MCでの ばら星雲は遠征記に記した通り失敗しました。

が、この533MCによる2Xドリズル&BXTは
10cmでも春が楽しめるようにしてくれて大満足です。

これはすごい、ありがたい。
赤星雲マニアで大きな望遠鏡はいいや、
と思っている人間にはありがたい限りです。

10cmで、M101の赤い星雲や暗黒帯も出てる。
すごい時代がきたものです。


FSQ-106ED 530mm F5.0
ASI533MCP Gain 140 offset 20 -10degC

8min X 20= 126min (128 Flat, 128 Bias) 


PixInsight(BXT&NXT) 2xDrizzle
& Photoshop

EM-200T2Jr LM-100JC & QHY 5LII

2024/02/10 Shizuoka-pref. JP

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2024/02/10   朝霧高原 遠征記(星果2作品+星景)

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あけましておめでとうございます!


これが2024年初記事です。やっと2月10日に今年の初遠征してきました。
家族スキーシーズンであり、かつ短焦点屈折派は夜半から撮るものが減るので
毎年1~3月前半は低調になりがち。

今年も1月はスキーと重なり天気も悪く結局天文はお休み。そして2月はどうか。
この建国記念日を挟んだ連休はスキーとスキーの谷間となったものの、GPV予報が怪しい。
でも晴れそうな気がする。どうしようか。。。

たまたま、知り合いの知り合い、XのフォロワーでもあったU氏とお声がけしあい、
初対面も兼ねて朝霧に行くことになりました。

お互い、「天城は天気悪い場合のリスクがおおきいですね」と朝霧で妥協。

私は昼過ぎまで迷っていたので出発は遅く、日没後に着くくらいのタイミングに。
大月くらいまではその前の週の残雪はたいしたことなかったのに、河口湖あたりは
結構降っていたたようで多く残ってました。これでは駐車場も雪残ってるかなと
途中すこし心配になりましたが、朝霧はほぼ雪はなくなっていました。

そして現着して天気は・・・
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上の写真とカブりますが、OK!

この日はステラショット3のテストも兼ね、FSQに2400MCで
ばら星雲から撮影開始。
(撮影中もデータに違和感感じてましたが、帰宅し冷静に撮影画像を見ると、
 30コマ全ておかしなデータになってました。フラットは問題なし。なんだろう。
 いまAAさんとやりとりして調査中です)

初対面で合流させていただいたU氏ともすぐに打ち解けて楽しい会話を楽しみました。
想像より若くなんと私より1回り若いクレバーな紳士。

そしてなんとTOA1X0のファーストライトだそうです。
で、でかい。。。
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さらに、山中湖で雪に降られているという、ぐらすのすち氏に「こっちは晴れてるよ」と
DMを送るハラスメントを実施。ちゃんと反応して合流してくれました。
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また、山梨から帰宅途中?おさすらい氏とも久々にお会いでき、楽しいひとときになりました。
某蒼月氏ももう1つの駐車場にいらしてて、こちらの駐車場にも遊びにこられてました。
あちらの駐車場は活況だったようです。

私は ばら星雲の次は、533MCにてM101を撮り続けました。

ぐ氏も新鏡筒ファーストライトでしたが、バランスウエイト不足と判明し、睡眠モードへ。
機材トラブルで睡眠は昨年もどこかでみたような気がする。贅沢だ。

夜は更けていき、、
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そのうち、ぐ氏もまた起きて、こんなおふざけ撮影
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そして、快晴のまま夏の天の川を迎えました。
明け方はさそり座が見えるシーズンが到来。春までもう少しです。

夜明けを迎えみなさまとお別れ。
またよろしくお願いします。 初遠征はとても充実の一夜でした。


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