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2023年9月

2023年9月25日 (月)

カリフォルニア星雲からM45すばる    2023/9/17 小海町 八ヶ岳遠征にて

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カリフォルニア星雲からM45すばる


赤の散光星雲、青の反射星雲、分子雲とにぎやかな領域です。

久しぶりにこの機材セットで撮りました。
光学ファインダーで構図、ライブビューでピント、PCで画像処理、
というデジアナ混合の技術で撮れるのがおもしろい。

SIMGA 135mm F1.8 @ 2.8 + EOD6D mod.
2.5min X21 = 27min (64 Bias, 64 Flat)
TAK P-2S K-Astec mod.
PixInsight & Photoshop
*BXT&NXT

2023/9/17 Nagano, Japan

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クエスチョンマーク星雲    2023/9/17 小海町 八ヶ岳遠征にて

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クエスチョンマーク星雲

昨年、?の点を写野に入れず2.5時間露光をムダにした、この対象をリベンジです。
澄んだ空で、デジカメ時代は「撮るべからず」にしていた淡い対象ですが、
しっかり写ってくれました。

FSQ-106ED 320mm F3.0 + ASI2400MC
Gain 140 offset 20 -10degC 
5min X 24= 120min (78Dark, 128 Flat, 256FlatDark)
EM-200T2Jr + LM-100JC & QHY 5LII
PixInsight & Photoshop
*BXT&NXT

2023/9/17  Nagano-pref. JP

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M31 アンドロメダ大星雲    2023/9/17 小海町 八ヶ岳遠征にて

M31_20230925000401
M31 アンドロメダ大星雲


高校生のとき、初めて直焦点で撮った対象でもあり特別な存在です。
M31としては、過去最長露出時間でしょうか。

カラーカメラ、ブロードバンドのままですから赤ポチは欲張らず、
昔ながらの色合いです。

FSQ-106ED 530mm F5.0
ASI2400MCP Gain 140 offset 20 -5degC

8min X 20= 160min (48Dark, 128 Flat, 256FlatDark)

PixInsight(BXT&NXT) & Photoshop
EM-200T2Jr LM-100JC & QHY 5LII

2023/9/17 Nagano-pref. JP

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2023/9/17   長野県小海町 八ヶ岳 遠征記(星果2作品+星景あり)

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やっと得た雲上


9月はさすがに涼しくなるだろうと期待してましたが、今年の平地はまだまだ夏の日でした。
16日(土)は子供の運動会、暑かった・・・
翌17日(日)18日(祝)で遠征に出られるならと期待してましたが、当日になってみると
GPVは冴えない予想。疲れも抜けず、16時くらいまで家でダラダラ。

結局出発しました。自宅から2時間の小海なら、ダメ元でも許せるものです。
20時頃現着すると、雲が流れいて、晴れてきているのか、それとも悪化しているのか。。。
先着の方が3台いました。お聞きすると次第に晴れてきていて、待機中とのこと。

晴れると期待して、機材を温度順応のためにどんどん組み上げます。

組みあがってもまだ快晴ではありません。そんな時間を使って先月からの改善点の検証。
写野外の輝星によるゴースト対策のための、カメラ回りの遮光シート処理効果を確認。
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効果ありの様子。今後は安心して撮影できそうです。

ふと気づけば、隣の車と機材はなんだかSNSで見覚えのある気がしました。
話しかけてみると、相互フォローしているいる、いつも楽しそうな観望をされている方でした。
「はじめまして」のご挨拶ができました。(今後ともよろしくお願いします)

22時頃から空は安定しはじめました。

まずはアレから撮影開始。さすが王者なだけにヒントなしでも写ってます。
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そう、これ アンドロメダ大星雲 です。
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安定した晴れになったので、ひさしぶりにP-2とシグマ135㎜Artのセットも出し2台体制に。
FSQは、アンドロメダ大星雲の次はクエスチョンマーク星雲。
昨年構図を間違えて?の点が入っていませんでした。今回はばっちり。

シーイングもよくガイドも安定しているので、機材に任せきりで、双眼鏡観望を楽しみました。
夜露は激しかったものの、順調に撮影は進み新調に機材を拭いて撤収、無事帰宅の途へとつきました。

明け方はもうこんなにオリオンがあがるようになっていました。

20代後半の明け方にオリオンが上がってくるこの季節、とあるところでこの曲が流れていて、
それ以来、この時期の頭の中で再生されます。この日もそんな夜明けでした。

”心のきしむ音が聞こえるでしょ 重ねた白い指が震えたから”
・・・
”夜明けの街並みへと やがてあなたは消えていく 途切れた夢のかけら ここに置き去りにしたまま”
(山下達郎 Endless Game)
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2023年9月13日 (水)

人生は長く、短い。 星をみた思い出を自分に残そう。

遠征記を年に4,5回書く程度のこのブログ。自分の忙しい時間を割いて
テクニカルなことを書く時間もなく、そもそも人様に教えるテクニックもありません。

数年に一回、彗星レベルで某SNSでは書ききれぬことを記事にしています。
前回はこんなことを。
”俺にしか撮れない天体写真 それは俺が撮る天体写真”(天体写真は自分のために撮るもの)  : M&M Village (way-nifty.com)
今回は、天文歴が長くなって、かつ歳をとってきて最近の気づき、思いを書いてみます。

天文歴が長く、もう何回も同じ対象を撮影し、同じ遠征地へ何度も行っています。
天体写真は処理が終わればとりあえずはブログに貼りますが、データをPCの中に
しまいっぱなし。これを撮ったのはどんなときだったか、出かけたときに何があったか、
直焦点写真を見ただけでは、しみじみ思い出せることはあまりありません。

しかし、幸いこの10年ばかりはブログに遠征記を書き、遠征のスナップも貼っていたので
組合わせると想いが蘇ります。

昨年、天リフさんのガチ天に出たときに発表資料にも挿しました。
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星の写真は墓に持っていけません。遠征風景の写真も持ってけないけど。
ただ、生きている間に大事な星見、星狩りの記憶を鮮やかに思い出すことはできるでしょう。

上のガチ天の2枚は発表用なのですこし作りこんだ撮影のものですが、
自分用は行った先が分かって、その遠征で後の記憶に残したいシーンを
そのまま切り取って押さえるようにしています。

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遠征スナップ自体はフィルム時代の20歳前からからおふざけで撮ってました。
そして、30代が近づき若い自由な時代がもう長くないことを悟った頃に
ちょうどデジカメに変わったので、2005年頃から「想い出残し」に撮るようになっていまいした。
これ↓はEOS30D

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しかし、1枚の重みを知ってしまったのは、やはりこの1枚でした。
追悼 HH(酒力)さん すばらしい天体写真仲間物語: M&M Village (way-nifty.com)
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みなさんも天文ライフを楽しみつつ、1つ1つの思い出の積み重ねを大事にされてください。
いつか後から振り返って、輝くことでしょう。

※個人の意見であり、みなさまのそれぞれの考え方を否定するものではございません。



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