2022/10/01 福島県北塩原村遠征(星果約4作品)
月没前から高まる期待
7月末の遠征から、となると夏を飛び越してしまったかのよう。いえ確かに、7月は2回の
晴れに恵まれましたがその後の夏の天気が悪かったことは事実。8,9月をスキップして
久々の遠征となりました。
さて、この日は北方面の天気予報が良さそうで普段なら迷わず浄土、となるのですが
浄土平付近で夜間道路工事で照明がキツイ説があって、避けることにしまいた。
大昔尋ねたことがある、裏磐梯の北塩原村のポイントへ行くことにしました。
この日は風の民氏と合流の約束。ほぼ初めての場所に行くこんな日に限って、
午前中に家族用件が多く出発が13時すぎなり、到着が日没後になってしまいました。
それでも懐かしの裏磐梯を通過するときはまだ明るく、懐かしい景色が見えました。
現着すると、天文屋としては2組の方がいらっしゃいました。以前別の観測地で
お会いしたことがある方と、初対面なんですがあちらから「M&Mさんですか?」と
お声がけいただけるような、普段このブログもご覧の方。280km彼方でも繋がりのある
人がいるというのはこの趣味の醍醐味です。
月没は21時近くでしたが、月没前から上の写真の空。期待できます。
風の民氏は今回からFRA400ツイン。慎重気味?にセッティングしています。
私は月没前に撮影開始できる迎撃態勢にて。
月が沈めば、浄土平より標高は低いものの郡山や福島市の光害がないので
まんべんなく暗い空が広がりました。
FSQ-106では、F5にて、網状星雲→M33→魔女の横顔の計画を組みました。
魔女にしっかり時間を充てるウエイトにしました。
Art135では気軽にいろいろ。
網状星雲から開始。(夜露がキツく、ヒーターレスの星景レンズの出目金はすぐ曇ります。)
風の民氏も軌道にのっているよう。
網状星雲と、魔女の横顔を優先したので、M33は子午線通過撮影のしわ寄せとなりました。
魔女にしっかり時間を充てることができました。
いままでも控え目でしたが、今回からさらにのんびり時間を満喫するため、撮影中にスマホを見る
時間を減らしました。(そのため"天文なう"も減りますが、こうやって事後報告?で発信します)
チェアでため息の出る時間、カフェオレタイムなども満喫し、人も少なく快晴通しのまま薄明を迎え、
満足度高い遠征となりました。
日曜はいつものように家の用事があるため、薄明と同時に撤収を開始し、みなさまにお別れを告げ、
SAで仮眠しながらの帰宅となりました。今回は露がすごかったので帰宅後の乾燥の手間が少し大変でした。
さて、次の遠征はいつになるでしょうか。
※私のこのブログでのコンセプトですが、
浄土平のように、「星が良く見えます」とその地の関係者が集客に利用しているところ以外は
具体的なピンポイント名は書かないようにしています。よく巷で言われる、"狩場を他人に
知らせない"ような考えに基づく意味とは少し違います。
あと、遠征地は基本的に、公共団体などにより開放されたトイレがあるような、観光用や
公共に広く開放されている場所を優先して選んでいます。
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