2021/11/04 八方ヶ原 遠征記 (星果3+未確定 作品)
八方ヶ原 初遠征地を使うのは久しぶりです
関東の古い天文ファンがよく行くスポットではあるのですが、私は使っていなかった場所でした。
(埼玉から見れば)戦場ヶ原に近く、それなら標高も高い風光明媚な戦場ヶ原に行った方が
いい気がしてしまうことや、さらに足を延ばして、私にとっての聖地 浄土平に行きたくなって
しまうことが影響していたでしょうか。
今回は、浄土平はもう雪の知らせで、天文復活した古い友人(先輩)が栃木在住ということもあり、
お誘いいただいたのでそりゃここに決定です。自宅から矢板までは1時間ちょっとの距離。近いです。
この新月(も)土曜の予報が悪くなってきたので、思い切って金曜を午後休みにし、帰宅後に
独身以来の午後休光の速さで機材を積み込み、初めての場所なので明るいうちに着くべく
準備しました。
ーーいや独身のときは17時まで働いて、そこから280km走って浄土平行ったなぁ。
もうその若さはないなぁ。今思えばあれは僕の青春であった。ーーー
友人とは矢板で落ち合い、先導してもらって行きました。思ったよりも山奥で意外でした。
携帯電波も弱くなり、最近はそんな環境に置かれることは少ないですね。しかし賑やかで
一晩をとおし、直焦点のガチ天文屋さんが5,6組、星景?夜景?を撮る人がまた5,6組、
とっかえひっかえくる夜空ドライブに来る人10台、計20台くらいの車が常にいた感じでしょうか。
風が若干強く車を風よけにしながら友人ともどもセット。友人は天文復活で買ったFRA-400+
EM-200T2なので風には強そうです。二人ともセットは終わり撮影開始。奥が友人。
22時くらいまでは雲が取りきれなかったのですが、友人は手順自体は昔取った杵柄で慣れているものの、
ステラショット&GearBOXに苦戦です。どうも通信途絶が多いようです。結局有線に切り替えて使ったら?
ということにして回避したところで晴れ初め、撮影開始しました。
私も撮影開始です。もう冬なので22時からでも6時間以上撮影できます。
これは有難い。寒い季節になってきたけど。
K-Astec改P-2Sも本格稼働開始。秋冬の散光星雲の一網打尽を狙います。
FSQも、F3でぎょしゃ座の勾玉付近、そこからF5に切り替え、ばら星雲と、オリオン大星雲をこなしました。
いつものように欲張ってしまいました。これはオリオン大星雲を撮っているところ。
天気は安定し、私も友人も夜明けまで完走です。もう歳をとったから貫徹は疲れるね。などと言いながら。
そして矢板まで一緒に降り、帰宅となりました。
矢板のコンビニ駐車上で、おじさん2人がLINE交換にちょっと苦戦したのは内緒です。
だって、LINE教えて?なんてシチュエーション、もうないんですもの。
(私が現役のときはもちろんLINEなどまだなく、携帯のメールアドレスでした・・・)
さて、今回の遠征の総括は
【総括 その①】
K-Astec改P-2が動かず。これは私がお古の乾電池のまま運用していたためと判明。
これに気づくまで10分ほど浪費。
【総括 その②】
撮影計画を練っておらず、最近は現地でネットを見ながら構図の参考画像を探したり
してしまうが、今回は電波が届かずみられなかったので、ぎょしゃ座のフレームミングが
中途半端になってしまった。
【総括 その③】
同じく撮影計画を練っていないうえ、心が弱いのでいろいろ撮りたくなってしまって、
オリオン大星雲の露出が短くなってしまった。
以上になります。
直焦点の画像処理は終わりましたが、sigma 135artの画像処理が難しくまだ試行錯誤中です。
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