« C/2020 F3  NEOWISE彗星 | トップページ | 2020/08/21 浄土平遠征記 (星果3作品) »

2020年8月15日 (土)

遠征用PC新調(自宅用も)

20200731125624_p

コロナ禍というのは恐ろしいもので、ThinkPadの箱2つが2週間おきに届きました。

・コロナで遠征をすでに何度か自重
・遠征回数減ったので予定していた車の夏タイヤ交換を来年に先送り
・春に行く予定だったディズニーランドは取りやめ
・子供が大きくなって今年は沖縄と言っていたのを取りやめ

これらが2台のPCに化けたのです。

真面目な話で社会全体で観光や外出に関係する需要が蒸発し、
こういったお家のモノに変換されているのでしょう。


今日は観測用PCについて触れたいと思います。

観測用PCは2010年導入のThinkPad SL410が初した。
このPCが遠征への本格的なPC導入でした。

・StarShootAutoguider(現在はQHY)
・TEMMA2 Jr
・EOS

これらのコントロールが目的。それまでは
ST-4、TEMMAハンドコントローラ、EOS純正リモコン
でしのいでいました。

導入にあたりIBM時代から丈夫と聞いていたので、屋外で使うわけですから
ThnkPad一択でした。

SL410に関して感想は、
・14インチワイドでちょうど遠征用に良いサイズ。
・画面がすごく暗くできる(レノボが全般にそうらしい)。
・なぜかグレア。アンチグレアのシートを貼って使った。
・屋外での夜露・霜で10年間不具合はでなかった。
・富士山で一度突風で飛ばしたが、ケーブル首吊りで壊れなかった。
・重い(車移動で風に強いからよいこと)
・USBは4ポート、EOS,QHY,TEMMA(USB-232C),USBマウスに充てた
・Win7・・・(これは10年使ったから仕方ない)

Win7で遅れてしまったこと以外には不満はありませんでした。
ちょっとキーボードの反応が一部悪くなりだしていた程度。

Win10を敬遠して長く使っていたのですが、ほぼほぼソフト類はすでに
対応しているはずなので、潮時と判断しました。

今度もThinkPad。観測用は14インチとそこそこの価格を条件に選定。

結果、E495


Ebszoacuwaiuy9m

こんな構成にしました。



Ecvnpfmu4aexjb6 

SL410とサイズ比較。
撮影がよくないですが、画面の額の上下がこれだけあるなら、もう少し全体サイズを小さくしてもよいのでは?
は思ったところです。



Img_mknkvl

QHY-5LII、EOS6D、USB-RS232C>TEMMA はステラショット2、およびPHD2・ステナビ11, EOS UtilityからOK。
USB>RS232CケーブルはWin10対応と謳っているものに入れ替えました。


Ecvnqilucai0jj3

画面の”暗さ”も変わらず、天文的に良しです。



20200804003127_p  

LENOVOは純正でこれがあるのもポイントでした。最近のPC導入に躊躇した理由の1つ、
SL410はDCDCコンバータで12Vから20Vを作って給電していましたが、USB-PD化された
最近のPCは面倒です。モバイルバッテリーや100V給電が嫌いな私には特に
12Vから供給できる純正アダプターがあるのは魅力です。



Photo_20200815030201

インストールソフトはこんな感じ。
ステラショット1つで成り立ちますが、万が一の切り分けのためにEOSソフトや、PHD2、SN11も入れておきます。



3_20200815030401

構図決定用に過去作集も入れておきます。


SSD化したのもあり、全体に早いです。


あとは実践(実戦)あるのみですが、実機が手元ですでに不満もいくつか。
・USBが3ポート、あと1つあればよかった。(Bluetoothマウスはたぶん、冬は電池切れになる。)
・キーボード照明あってもよかった。
・液晶ケチってしまって色が悪い。やっぱりFHDがよい。

セレクトミスなので自分の責任です。


遠征の使用感で不満が出たら後日追記します。

|

« C/2020 F3  NEOWISE彗星 | トップページ | 2020/08/21 浄土平遠征記 (星果3作品) »

天文機材」カテゴリの記事

コメント

故 酒力さんの件ではありがとうございました。
私も理科部部長、物理学科と、主さんと似た経歴で親近感が湧いてちょくちょくこのHP覗いています。
天体写真への憧れも人一倍強かったはずですが、直焦点撮影の難しさ?大変さ?にヘコ垂れてるうちに
ネットの写真で満足するようになっていました。。
今は専ら自宅からの観測がメインとなっていることもあり、昨今話題の?電視観望のキーワードに興味津々です。
が、中々のお値段しますね…

最後に故 酒力さん天文絡みの思い出を一つ
ビクセンの天体望遠鏡を購入した同級生の家にみんなで集まって、届いたその日に組み立てをしましたが
故 酒力さんがめちゃ活躍してた記憶があります。 狭い団地の部屋で組み立てて満足したらみんな帰る時間になりました。
あの後どうなったのだろう、邪魔だったに違いない…?

投稿: 通りすがり | 2021年10月18日 (月) 22時51分


通りすがりさん

こちらこそ、ありがとうございます。彼の昔の姿が浮かびました。
私もいまは世帯もちなので、のんびり、細々やっています。

ちなみに(格安)電子観望はここに詳しいですよ。
http://hoshizolove.blog.jp/tag/%E9%9B%BB%E8%A6%96%E8%A6%B3%E6%9C%9B

家の前で観望から撮影まで楽しめるのは理想ですよね。


彼は天文界でほとんど見たことがない、社交性と豪快さでした。
最近の観測地では「浮く」くらいの存在でしたね。
みなさん真面目で、メンドクサイなんて言いながら観測している人は
他にいませんでしたから。それがまた面白かったです。


投稿: M&M | 2021年10月22日 (金) 00時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« C/2020 F3  NEOWISE彗星 | トップページ | 2020/08/21 浄土平遠征記 (星果3作品) »