2019/08/02 浄土平遠征記
昔は「梅雨明け十日」などど言い、関東では7月20頃に梅雨が明け、8月の上旬までは雷雨も来ない鉄板晴れが続くのが
この7月末から8月頭のはずでした。今年は梅雨がしっかりあったと思ったら日照は少なすぎ、そして寒いくらい。そして
梅雨が明けたとたん、超猛暑、毎日大気が不安定で雷雨、という梅雨明けの新月期になってしまいました。
8月の仕事の都合から8月2日(金)に遠征出発することとし、場所は迷わず火山噴火レベルが2となり昨年9月から
立ち入ることのできなかった浄土平がレベル1となり7月から立ち入れるようになったので、早速行くことに。
しかも関東は雷雨予報なので最適だと判断しました。
埼玉は猛暑、この気温で積み込み。
汗だくだくとなり、一風呂浴びてからで15時発となりました。
そのため、現着は食料調達などもしながらがらで19時に。
それでもまだ薄明終了までは1時間半ありますからね。
現地の知り合いの方々にも1年ぶりの再会。
薄明終了、少し雲が湧いているものの、なんとか撮影開始できそうです。
浄土平着 セッティング完了。 #天文なう - Spherical Image - RICOH THETA
本当は、いて座方向から撮りM8,M20付近、そしてはくちょう座に移り網状星雲と北アメリカまたはサドル付近と
撮りたかったのですが、南に雲が流れているので、北アメリカから露出開始しました。
FSQのシステムは、前回富士山で確認したこともあり何ら問題なく稼働するようになりました。
また、SDP時代はガイドが515mm(オフアキ)で長く、設定も過剰だったのでしょう、しょちゅうトラブっていました。
しかし、FSQに合わせて100mmのガイド鏡式にしたらガイド修正など1分に数回しか出なくても点像です。
EM-200が外れなのかなと思ってきましたが、誤解だったようです。
露出開始しても猛暑で下界から生暖かい風が上がってきます。それに伴い、雲も流れます。天頂にもかかり始め、
露出中断。気温も下がらないので朝まで北アメリカを雲の合間を縫い、撮り続けることにしました。
そのかわり、曇っている間に今までサボっていたダークと、現地フラットをしっかり撮っておきました。
またさすがに夏なので6Dもガッチリ冷やしました。
時折安定した合間で露出を稼いでいきます。
撮影再開できそう #天文なう - Spherical Image - RICOH THETA
それでもトータル3時間露光かけて、雲のニジミがないのは90分程度だけになり薄明を迎えました。
雲が流れまくるので、カメラレンズでの星野もちょっと難しく、簡単にスナップを撮って遊びました。
明方はもう、冬の星座がお出迎え。季節の流れは早いですね。
薄明開始になっても長袖1枚でいられる気温。日本の夏の夜空はもうだめなんでしょうか、、、。
8月末の次の新月からは楽しませてもらいたいですね。
(でももういて座より南は実質終わりだな、、、)
もっと良い天気ならよかったですが、楽しみはすこしづつ、ということにして
朝になり地元の方々にまた来ます、とお伝えし、猛暑の下界へと帰りました。
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