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2011年10月28日 (金)

PHD guiding パラメーター 解説シリーズ1 <用語編>

本当は今日の午後から休んで撮影に行きたかったのですが、明日の午前に仕事が入ってしまったために断念しました。そして明日の夜はもう天気が悪そうですね。

今年は週末の天気が悪いですね。坊主で終わってしまいそう。。。。

そんなわけで、若干の暇ができました。

「PHD guiding パラメーター 解説シリーズ」をはじめたいかなと思います。

一応 眼視ガイド、ST-4、とやってきたので、その知識を総動員して皆様のお役に立てればと。


今日はまずオートガイドに最低限必要な、事前の用語知識からいきます。

●シーイング          <空の要素> →もちろんご存知ですよね?

●ピリオディックモーション <機械の要素> →ご存知ということで。

●バックラッシュ       <機械の要素>

ご存知のはずですが、おさらいとして一応。ギアの遊びです。遊びがないとギアは「動かない・磨耗する」のでかならずギアには遊びがあります。

赤経の修正用(微動)モードで動くモーターは基本的に恒星時に対して増速・減速するだけで逆転まではしない設定です。よって常にギアは1方向に押されて動いているのでバックラッシュの影響は現れません。

赤緯は、基本はモーターは停止していて、ガイドの修正操作の際には北へ南へと逆転動作をしますので、バックラッシュの影響を受けます。

このバックラッシュの影響、とは何か。人(あるいはオートガイドソフト)が南へ動かしたいとボタンを押しても、すぐには南に動かない。少し動かしたいと思っているのに、なかなか動かないから、南へ動くボタンを長く押していたら、結果的に今度は南に行き過ぎてしまった、それでは今度は北に戻さなければと北へ動くボタンを動かしてまた同じことを繰り返してしまう、という問題(下のハンチング)の元となります。

ハンチングもバックラッシュも、目視でガイドをしたことがある人ならすぐに感覚的に理解できますが、最近は経験のない人のほうが多いかもしれませんね。

●ハンチング <制御理論的な要素>

バックラッシュで解説してしまいました。違う例で説明しましょう。

高速道路を運転しています。ハンドル操作で車線の中央を走らせるのが完璧なガイドだとしましょう。この高速はゆるいカーブが右へ左へと続いています。このゆるいカーブは少しずつ訪れるので、ハンドル操作も少しずつゆっくりと対応すればよく、車線の中央を保つことは比較的容易です。カーブをピリオディックモーションに見立てた、対応のイメージです。

しかし、横風が吹いています。路肩に防音壁があったりなかったりの箇所があって、場所毎に風の強さが大きくかわります。いま、風で右に車が大きく流されました。あなたは慌てて左にハンドル操作をします。しかし慌ててハンドル操作をしたので、大きく切ったために、今度は風に流されたのと逆にの右にはみ出しました。また、大きく左にはみ出して、、、結局まっすぐ走りません。風をシーイングに見立て、ハンチングがおきるイメージです。そして、慌ててハンドルを切らずに、落ち着いて控えめなハンドル操作をすればハンチングは小さくできます。これがハンチングに対する、オートガイドの設定の肝になります。道路に穴が開いていた場合にも同じようなことが起こりますね。これは赤道儀のギアの傷や砂噛みなどの例えに使えるかもしれません。


次回は、グラフのRMSをいくつ狙いでいくか。そして、各パラメーターの解説、と進めて行きたいと考えています。(一応 赤緯の設定までは下書きできています)

ちょっとモチベーションが必要なので、もし見ている、期待している方がいましたら、コメントでもお寄せいただければ幸いです、、。

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天文機材(オートガイド)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして 参考にさせていただいています。
現在、WATEC 902H やNeximage等をiAGと言う国産フリーソフトでガイドしておりますが今回DSI-PROを入手した為PHDGuidingにチャレンジ使用と思い検索してたどり着きました。解説楽しみにしています。

投稿: のんか | 2011年10月31日 (月) 10時55分

のんかさん、こんにちは。
おかげさまで既に2千アクセス以上あるブログなのに、コメントがなくてちょっと寂しい思いをしておりました。

左の管理人HPを覗いていただいて、Recent DSLRのページはSSAGとPHD Guidingの組み合わせで撮ったものです。これくらいでよければ参考にしていただけるかも。

iAGというソフトは初めてしりました。先ほど検索して開発者の方のHPを見たのですが、解説が詳しくて大変ためになりました。

WATECやNeximageと比べ、DSIやSSAGは感度が高くいためにとても使いやすいと思います。ちょっとPHDが分かりずらいのですが、使いこなせればかなり楽になります。


これからもよろしくお願いします。

投稿: M&M - ここの管理人 | 2011年10月31日 (月) 22時29分

全くの初心者(自分)がPHD guiding を始めたいと思いインストールしましたが、用語も単語も全く分からない。そこで説明を色々検索しましたが、やっと巡り会えたという気持ちです。
わかりやすい例も挿入し、基礎の基礎から説明していただいているのが何ともうれしい。
しっかり勉強したいと思います。大いに期待します。

投稿: Otak007 | 2012年2月15日 (水) 17時13分

Otak007さん、はじめまして。
もし、お役に立てていれば幸いです。あくまでも参考として、いろいろ試行錯誤していただければと思います。

そもそも、PHDというソフトが難しいのではなく、オートガイドを近道して成功させるには、少々の「制御」に関する知識を持っておくと楽です。機械制御の基礎(ごくごく基礎)だけでも理解しているといないのでは、オートガイドの理解の深さが全く異なります。例えば、ハンチング、について検索してみると、いろいろな方が電気分野で解説をしていてとても分かりやすいですよ。(コタツの温度とかで説明する方が多いでしょうか。)

昔に比べ、良い機材が簡単に手に入る分、撮影はすぐに初心者でもしやすくなってきたのですが、うまくいかない場合に解決できない方も多いかもしれません。昔の人ならある程度失敗や眼視ガイドで感覚を掴んでからオートガイドに移ったので、なんとなくパラメーターの言うところもわかり易かったと思いますが、いきなりオートガイドから入るとハードルが高く感じるかも、と思っています。

記事にまだ不足がありますので、もう一回くらい追加で記事を書きたいと思っています。

投稿: M&M(管理人) | 2012年2月15日 (水) 22時27分

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